『Dr.パルナサスの鏡』 ヒース・レジャーに捧ぐ
皮肉たっぷりの中のユーモア、
ファンタジーと、かなり世俗感のあるリアリティとが入り混じった感覚
そして決して悪くない後味というのが彼の持ち味かな(^^ゞ
Dr.パルナサスの鏡 THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS 2009年 英/カナダ 124分 あらすじ: 鏡で人々を別世界に誘う見せものが売りの、パルナサス博士(クリストファー・プラマー)の移動式劇場はロンドンで大盛況だった。観客は博士の不思議な力で自分が思い描く、めくるめく世界を体験できるのだが、そこにはある秘密があった。トニー(ヒース・レジャー)はそのアシスタントとして観客を鏡の世界へと導く役目を担っていたが……。
まずこのあらすじの「大盛況だった」に、ん?(?_?)ですが( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
前宣伝ではファンタジーの部分ばかり取り上げられていたので、
もっとファンタジー色が強いのかと思ってましたが、
案外そうでもなかった気がします。
個性的な世界を展開する映画も増えてきたので、こちらも慣れてしまってるのかもしれません。
テリー・ギリアム監督は妙に俗っぽいところが面白いですね。
ファンタジーに徹してしまわず、哲学的に考えるのも許してくれず(^_^;)
すぐ自分の身近にもありそうな話のように思わせる強引さ( ̄∇ ̄)ニヤッ
基本的に性格が陽性なんでしょうね~。
ヒース・レジャーの死を乗り越え、
違和感なく更に興味深く仕上げたこの作品
それぞれ良い味出してます。
ジュード・ロウの生え際がちょっと気になったけど( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
クリストファー・プラマーは最初わかりませんでした(・_・;)
トム・ウェイツがまた良かったですね~。
昔より毒は消えてる気がしますが、
「ドン・キホーテを殺した男」の製作も再開されるようだし、
テリー・ギリアム監督の今後の作品にも期待ですね♪