謎に翻弄される 『シャッター アイランド』

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                          SHUTTER ISLAND                2009年 138分
 
あらすじ: 精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。
 
 
 
マーティン・スコセッシ監督 & レオナルド・ディカプリオで映画化と聞けば観ずにはいられません!
 
 
映画が始まる前にはお決まりの、「決してラストは話さないでください!
 
そして、仕草や視線やセリフに注意して観るようにとの注意が緊張感を高めます。
 
 
舞台は孤島! 閉ざされた島(シャッター・アイランド)
 
もう孤島ってだけで、なんとなく怖い!
 
隔離され、外界と連絡が取れなくなることは容易に想像がつきます!
 
(船酔いする私は、孤島へ行くフェリーで時化の海を揺られることだけでも十分怖いですが^_^;)
 
加えて1954年という時代
 
主人公のテディは第2次世界大戦の悪夢を引きずっているし、
 
精神病棟は 『カッコーの巣の上で』 を思い出します。
 
ベン・キングズレー演じるこの施設の所長、ドイツ人医師のマックス・フォン・シドー
 
テッド・レヴィンジョン・キャロル・リンチの警備官たちも怪しい雰囲気が一杯。
 
ミシェル・ウイリアムズ、エミリー・モーティマ、パトリシア・クラークソンジャッキー・アール・ヘイリー
 
他にも癖のあるメンバーが揃ってます。
 
テディが唯一信じる相棒のチャックはマーク・ラファロ、誠実な感じがピッタリです。
 
デカプーは眉間にシワを寄せた苦悩する役がよく似合いますが、
 
こういう役続いてますね~。
 
そろそろ軽くて明るい役もやった方が良い気もします(^_^;)
 
 
ルヘイン原作ってことで、明るい展開にはならないと思ってましたが、
 
ただどんでん返しだけが売りのサスペンスとは違い、
 
心理面で魅せる本格ミステリーになってますね。
 
ヒッチコック風と言われるのもわかります。
 
また最後の一言が、深い余韻も残します!