盲目のヒーロー 『デアデビル』

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アメコミ好きの友人が居るので、Marvel Comics物は大抵見ているのですが、

なぜかこれだけ見逃していて、やっと見ました。


 デアデビル DAREDEVIL  2003年

あらすじ:  少年マットは、ある事故で放射性廃棄物の液体を目に浴びてしまう。
それ以来、視力を失ったマットだったが、代わりに聴力など他の感覚が研ぎ澄まされ、
さらに普通の人間にはない超感覚<レーダー・センス>を獲得して周囲の物事を詳細に把握できるようになっていく。
そして父の死をきっかけに悪を懲らしめることを心に誓うマット。
やがて成長したマットは弁護士として活躍するが、夜になると<デアデビル>に変身し、
法では裁けない悪者に対して正義の鉄槌を浴びせるのだった。
そんなある日、マットは街中で一人の女性に心惹かれるのだが…。(allcinema ONLINE

詳細はこちらから http://www.foxjapan.com/movies/daredevil/


“恐怖を知らぬ男”デアデビル


デアデビル”(deredevil)とは英語で「向こう見ず」。

コミックを読んでいないし、スパイダーマンほど日本ではメジャーではないのでキャラがよく分かりませんが、

スパイダーマンのようなスーパーパワーもなく、バットマンのように富豪でもない、

割と自分たちに近い普通の人のようです。

普通でないのは、盲目なところ。

盲目になってしまったことで、他の感覚が鋭くなり、特に聴覚はレーダーなみ。

鍛えた身体と超人的な感覚で、悪を倒します。


他のアメコミヒーローと同じく悲しい過去を持ち、2重生活から恋人ができません。

そんな彼が恋に落ちたのが、エレクトラ

ジェームズ・ガーナー演じるエレクトラは、釵(さい)という十手に似た武器を操り、

マーシャル・アーツに長けています。

スピンオフで2005年に、彼女の映画『エレクトラ』も出来てますね。

私は、こちらを先に見ていたので、ちょっと混乱しました。


さて『デアデビル』ですが、敵役の大ボスがマイケル・クラーク・ダンカン

今回は『グリーンマイル』と違って、悪い奴です。

そして殺し屋ブルズアイを演じるのが、これまた個人的に苦手なコリン・ファレル

スキンヘッドで濃ゆい悪役を熱演。

ベン・アフレックがとても爽やかに見えます。


アメコミ読者だと、バックグラウンドなどよく知っているので良いのでしょうが、

前知識がないとなかなか感情移入しにくいですね。

孤独さ・悲しさ、そして喜びもちょっと上滑り気味に感じます。

もっと、マットの心情とかを描いて欲しかったですね。

スパイダーマン』のヒットはその辺にあるように思います。