SFはシンプルな方が面白い 『トロン:レガシー』
TRON: LEGACY 2010年 125分
あらすじ: デジタル業界のカリスマ、ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が謎の失踪(しっそう)を遂げてから20年たったある日、27歳に成長した息子サム(ギャレット・ヘドランド)に父ケヴィンからのメッセージが届く。サムは、父ケヴィンの消息を追って父のオフィスに足を踏み入れるが、そこには衝撃的な真実が待ち受けていた。
いや~、これは面白かったです!観に行って正解でした!
予告映像を見たときは難しいのかな~と思ってたんですが、
ストーリーはシンプルでわかりやすく、やはりディズニー映画でした。
3Dなので躊躇していたんですが、この3Dは良かったですよ!
露骨に物が飛び出したりするのではなく、物質の質感が増し立体的に見える感じ。
臨場感はリアルにあるのに、全然気持ち悪くならない!(・へ・)Ω
飛び出すのを期待してた人は、ちょっとガッカリしてたみたいでしたけどね(^_^;)
前作『トロン』を直前に見てやっと気付いたのですが、
基本的なコンセプトやデザインは変わっていないんですね。
前作のデザイン性の高さと製作者の思い入れを感じますね。
息子のサムも父ケヴィンと同じ方法でコンピューター・システムに入り込んでしまい、
知らず知らず父親と同じ体験をしていきます。
わかりやすい前作へのオマージュ的なシーンも。ジャーニーの歌とかね。
ケヴィン役のジェフ・ブリッジズは今回CGによって、20年前の顔でも登場します。
実際は顔の輪郭が丸くなってるので、前作と同じとはいきませんけど、
面白い2役っぷリでした。
そんな役どころゆえか、どうしてもケヴィンに注目してしまい、
サム役のギャレット・ヘドランドの影が薄くなってちょっと可哀そうだったかな(^_^;)
女性陣は、クオラ役のオリヴィア・ワイルドもジェム役のボー・ガレットも
好対照で印象的。
キョーレツなのはマイケル・シーンΣ(ノ°▽°)ノハウッ!
この人の役選びもユニークですよね~(・_・;)
ストーリーもやはりディズニー、悪人が出てこないところが安心します。
爽快感もあり~ちょっと切なさもあり~(^-^)
そして、時代の進化を感じました。