愛情、憎悪、嫉妬、羨望 『ソーシャル・ネットワーク』
THE SOCIAL NETWORK 2010年 120分
あらすじ: 2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。
テンポを重視したというデヴィッド・フィンチャー監督にのせられたか、
なんだかこちらもテンポが速くなってる様なヾ(▽^;)ゞうへへ
SNSもブログもなんとなく使ってるけど、
いまだによくわかってないネットの世界
怒涛の様な長いセリフを弾丸の様に話すのについていけるのは
IT世界の専門的なことはかるく流し、
露骨なぐらいわかりやすい人間ドラマが展開するから
理系でオタクで天才プログラマーのマーク
文系で常識や社交性もあるマークの唯一無二の親友エドゥアルド
波に乗ってきた頃に現れたショーン
タイプが全く違いながらも、互いに自分にないものを相手に見出し認め合っていた2人だったが
その友情に割り込んできたショーンはマークと同じタイプ
理想と夢を語るショーンにマイクは魅了され、堅実なエドゥアルドは次第に蚊帳の外へ
一風変わった青春もの、サクセスストーリーというテーマを面白く見せるのは
脚本の巧さでしょうね。
時系列どおりではないところもメリハリになり、
テンポの良さとわかりやすさで一気に見てしまいます。
旬な人物がモデルになっている点も興味をそそられますね。
そう多くない登場人物のキャラ設定もユニークでわかりやすい
こんな美系な双子が!と思ったらアーミー・ハマー1人2役でしたね(#^.^#)
彼らのこだわりと主張も面白かったけど、それを一笑する学長も( v ̄▽ ̄)
若さゆえ純粋で妥協を知らない、プライドも高い。
マークに昔の自分を重ね、彼の成功を自分の成功に置き換えているショーンでさえも純粋なんだと思う。
彼女からの承認を待っている最後のシーンがまた効いてました!
ゴールデングローブ作品賞、監督賞、脚本賞、作曲賞4部門受賞です♪