舞台版の忠実な映画化 『オペラ座の怪人(2004)』
『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』を観てから、ちょっとした『オペラ座の怪人』マイブームで(^_^;)
久しぶりに映画版を再見してみました!
THE PHANTOM OF THE OPERA 2004年米/英 140分
解説: 天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの同名ミュージカルを映画化。19世紀パリのオペラ座を舞台に、オペラ座に住む謎の男と、彼に見初められた歌姫の物語がつづられる。監督は『ヴェロニカ・ゲリン』のジョエル・シュマッカー。出演は『タイムライン』のジェラルド・パトラー、『デイ・アフター・トゥモロー』のエミー・ロッサムら。台詞のほとんどが歌で構成されているだけに、主要キャストが吹替えなしで挑む歌唱シーンが見どころ。また、スワロフスキー社が提供した豪華シャンデリアも必見だ。 (シネマトゥデイより)
構成はほとんど舞台版と同じです。
古びたオペラ座のオークションシーンから始まりますが、
修繕されたシャンデリアが吊るされていくのに従い、蜘蛛の巣と埃だらけの劇場内が、
当時のきらびやかな劇場内へと変わっていく様は映画ならではの演出です。
最近舞台ではなくなったシャンデリアの落ちるシーンも迫力です!
ファントムの生い立ちやラストシーンなどがオリジナルで付け加えられています。
舞台では16歳の起用が難しいので、アンドリュー・ロイド=ウェーバーが映画化でこだわったそうです。
声は美しいし、少女らしいあどけなさが初々しいクリスティーンですが、
舞台版のシエラ・ボーゲスの表現力を見た後ではちょっと物足りなさを感じます。
映画としてはクリスティーンの無垢な感じを強調したかったのかも(^_^;)
ファントムもセクシー重視のようで、
高校時代ロックバンドをやっていたとうジェラルド・バトラーのファントムは、とてもセクシー!
クリスティーンが心揺れるのも納得のカッコ良さです!
舞台版ほどマスクの下が怖くないですしね(^_^;)
(舞台版の脳みそ見えてるってのはあり得ない気も^_^;)
歌もなかなか
ラウル役はパトリック・ウィルソンだったんですね~、若い!もう8年前ですからね~!
マダム・ジリーにミランダ・リチャードソン、カルロッタにミニー・ドライバー、キアラン・ハインズも出てます。
豪華なセットや衣装、映画ならではのシーンも多く、
良くも悪くも舞台のイメージを壊さない、まさに舞台版の映画化ですね。