惹かれあう孤独な魂 『ぼくのエリ 200歳の少女』
『キック・アス』のクロエ・モレッツちゃん主演でハリウッドリメイクされた『モールス』のオリジナル
スウェーデンのスティーヴン・キングらしいヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストのベストセラー小説の映画化
LAT DEN RATTE KOMMA IN/LET THE RIGHT ONE IN
2008年スウェーデン 115分
あらすじ: ストックホルム郊外で母親と暮らす12歳のオスカー(カーレ・ヘーデブラント)は、学校で同級生にいじめられていた。ある晩、彼はアパートの隣の部屋に引っ越して来たエリ(リーナ・レアンデション)という少女と出会う。同じころ、近くの街では青年が逆さづりにされてノドを切り裂かれ、血を抜き取られるという残忍な殺人事件が起きる。 (シネマトゥデイより)
12歳の少年オスカーは、両親が離婚して母親と一緒に暮らしていますが、
自宅にも父親のところにも居場所がなく、
学校でもいつも独りで、イジメにあってます。
ある日隣に越してきた同じくらいの年のエリ
夜になると、オスカーのところにふらっと現れるエリ
孤独な魂が2人を結びつけるのに時間は掛りませんでした!
北欧の静寂って、それだけで絵になりますが、
詩的というのが一番ふさわしい様に思える映画です!
邦題の200歳の少女から想像が付くように、エリはヴァンパイア
日光に当たると燃えてしまう・招待されないと家に入れないなどの、
ヴァンパイアのお約束は同じながらも(ニンニクや十字架は出てきませんけど^_^;)
今までのヴァンパイア映画とは、どこか違う!
ショッキングなシーンもところどころにあるものの、
全般的に静かな、まるで粉雪が降り積もっていく様な印象の映画でした。
オスカーの未来が想像できるラストに
2人は幸せなんだろうかとつい考えてしまいますね~!