公明正大に生きる 『ペルセポリス』

 
せっかく塗りつぶしする気になってるのに、市内のTSUTAYAにレンタルがない!(>_<)
 
上映がない田舎ほど、せめてレンタルくらいは充実させて欲しいところ(○`ε´○) プンプン!!
 
思わずDISCUSのお試しに手を出してしまいました(^_^;)
 
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                           PERSEPOLIS           2007年フランス 95分
 
あらすじ: 1978年のテヘランに住む9歳の少女マルジ(ガブリエル・ロペス)は、ブルース・リーが大好きな元気な女の子。パパとママとおばあちゃんに囲まれ、何不自由ない生活を送っていた。しかし、革命が起きてイスラム政権が誕生すると生活は一変、反政府主義者として投獄されていたアヌーシュおじさんが戻ってくる一方、風紀は厳しく取り締まられ、さらには、イラン・イラク戦争も勃発してしまう。それでもマルジはパンクを愛し自由な心を失わない。しかし、そんなマルジの反抗心旺盛な言動は、自由主義の母をも不安にさせる。そして両親はついに、マルジを混乱のイランから遠ざけるためウィーンへと留学させることを決意する。       (allcinemaより)
 
 
Wikiにおよると、ペルセポリスとは「ペルシアの都」と、「都市を破壊する」を掛けた言葉遊びだったそう。
 
イラン出身でパリ在住のマルジャン・サトラピの半自伝的グラフィック・ノベルを長編アニメ映画化
 
マルジャン・サトラピ自ら監督・脚本を務めています。
 
1970年から90年代のイラン革命に始まるイランの激動の現代史を、
 
一人の少女の視点から描いています。
 
 
現代のマルジが昔を回想する形で始まり、
 
ほとんどが回想シーンで、白黒のモノトーンのアニメ
 
子供の視点から始まることと、アニメなのでとてもわかりやすいし、
 
残酷なシーンもないので見やすいです!
 
あっという間に話に引き込まれ、イランで生きることの不条理さ(特に女性)を感じながら見終わりました!
 
 
元々はシャー(皇帝)の親族であった家系のマルジは、そこそこ裕福な家庭だったので、
 
両親によってウィーンに留学(避難)させられるのですが、
 
平穏なヨーロッパの環境に溶け込めず、
 
また帰郷してからも、留学してたことから浮いてしまい、
 
どちらの世界にも居場所がないと感じるマルジが可哀想でしたね。
 
そんな皮肉さも客観的に描かれているし、ユーモアも!
 
さいころビージーズが好きだったマルジが、成長してアイアン・メイデンが好きになったりするところに
 
笑えました!( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
 
マルジが大好きなお祖母ちゃんがまた良いんですね♪
 
お祖母ちゃんがブラに忍ばせていたジャスミンの花がモチーフになってます!
 
これもぜひ見てほしい映画ですね!
 
 
成長したマルジの声をキアラ・マストロヤンニ
 
マルジの母親の声を、実の母カトリーヌ・ドヌーブが担当しています。