理想の果ての結末は 『バーダー・マインホフ 理想の果てに』
結局、DISCUSのお試しで6本しか期限内に借りれなかった(^_^;)
使うとすると、ひと月に4枚までで980円の定額コースくらいだけど、
近所のTSUTAYAは旧作70円(先月までは50円だった)なので、
こちらに無いのだけ単品レンタルして、後は観たいときに借りに行く方が良さそうですね(・_・;)
こちらに無いので借りた中の最後の1本
DER BAADER MEINHOF KOMPLEX/THE BAADER MEINHOF COMPLEX
2008年独/仏/チェコ 150分
あらすじ:1967年6月、西ベルリン。反米を掲げるデモのさなか、学生の一人が警官に射殺される事件が起こる。現場を取材していた女性ジャーナリストのウルリケ・マインホフは、国家権力の対応に疑問を抱き、左翼学生の運動に共感を寄せていく。翌年、アンドレアス・バーダーは恋人のグドルン・エンスリンと共にベトナム戦争に抗議してデパートに放火、直後に逮捕される。その後2人の理想に共鳴したマインホフは、彼らの脱走を自ら手引きし、ついにそれまでの全てを捨てて彼らと共に暴力による抵抗運動に身を投じる決意をする。こうしてマインホフ、バーダー、エンスリンをリーダーとする武装組織、ドイツ赤軍(RAF)が誕生するのだが…。 (allcinemaより)
ドイツ赤軍の誕生から、最初のリーダーであった者たちの最後までが描かれてます。
この映画長いんですが、こういう歴史に疎い私でも集中して見てしまう力はありましたね。
2008年アカデミー・ゴールデングローブ外国語映画賞ノミネート作品
タイトルのバーダー・マインホフは、
ドイツ赤軍となる前の反権力組織”バーダー・マインホフ・グループ”のこと。
リーダーであったアンドレアス・バーダーとジャーナリストでもあったウルリケ・マインホフから取られています。
その中でのメンバーの変遷、思想、焦燥、絶望などの感情の変化などリアルに描かれます。
キャッチコピーの「世界は変えられると信じていた」理想に燃えていた頃から
思い通りにならない焦り、逮捕、裁判、獄中生活、
捕まっているメンバーを助け出そうとして、より過激になっていくグループ
自分たちの理想とだんだんかけ離れていく現実に、追い詰められていきます。
バーダーに『ミュンヘン』『ソウルキッチン』などのモーリッツ・ブライブトロイ
マインホフに『善き人のためのソナタ』のマルティナ・ゲデック
ブルーノ・ガンツは公安側リーダー
監督はウーリー・エデル
学生運動から始まった活動が、どんなふうに過激になり、追い詰められていくのか
当時のいろんな思想や風潮などが見られて興味深いですが、
なぜドイツで反権力がこんなに盛り上がったのか、ピンとこない面も(-_-;)
当時の社会背景などを勉強しておく方が、入りやすいでしょうね(^^ゞ
字幕版が見つからなかったのですが、予告貼っておきます!