踏まれても前を見つめる女性たち 『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』
水曜はレディスデー
午前中に『ヘルプ ~心がつなぐストーリー』を見て、
夕方に『スターウォーズ』に走りました(^^ゞ
THE HELP 2011年146分
あらすじ:アメリカ南部、ミシシッピ州ジャクソン。上流階級に生まれ、黒人メイドに育てられた白人女性スキーター。作家志望の彼女は大学卒業後、地元の新聞社で家事に関するコラムの代筆を担当することに。しかし家事に疎い彼女は、友人宅のベテラン黒人メイド、エイビリーンに相談する。話を聞くうち、彼女たちが置かれた立場に違和感を覚え始める。そして、黒人メイドたちの証言を集めて本にしようと思い立つ。ところがエイビリーンは、黒人が真実を口にするようなことがあれば、この町では生きていけなくなると、取材を頑なに拒否するのだが…。 (allcinemaより)
この原作が本になるまでに60人の編集者から断られたらしいですけど、見事ベストセラーに!
テイラー監督で映画化することは2人の間で事前に決めてあったみたいですね。
タイトルの『ヘルプ』はいわゆるお手伝いさんのこと
1960年代の南部での黒人メイドについてですね。
今なので人種問題について描いているわけではなく、
人種以外でも人はいろんな部分、収入、仕事、考え方などで差別しているし、
環境を越えて理解しあえることもあるということを、
ユーモアも交えて描いています。
立場は違えども、女性のそれぞれの自立のお話ですね。
アカデミー&ゴールデングローブ主演女優賞にエイビリーン役のヴィオラ・デイヴィス
オクタヴィアは見事両方で受賞しています。
彼女演じるミニーは流石の存在感でしたね。
ジェシカ・チャスティンは『ツリー・オブ・ライフ』のときとはコロッと変わり、
グラマーでちょっと足りない(失礼^^;)けど純粋な女性で可愛らしかったです。
ヴィオラは逆に抑えた演技でしたね。
小説家志望のスキーターを演じるエマ・ストーンもフレッシュで良かった。
対立するヒリーにブライス・ダラス・ハワード
脇にシシー・スペーシク、アリソン・ジャネイ、メアリー・スティーンバージェンなど
この映画では男性は添え物でしたね(^_^;)
146分ですけど、あまり長さは感じませんでした。
例のパイの話は、予告の時点でなんとなく想像付いていたんですけど、
いつ出てくるかと思っていたら、意外に引っ張られました(^_^;)
スキーター自身の話を最後に持ってくるなど、飽きさせずに見せる構成になってましたね。
ハンカチってほどでもないけど、ちょっと泣けました(゜ーÅ)ホロリ
なんだか最近、涙腺緩~いヾ(▽^;)ゞうへへ
1960年代の南部の話だけれど、
差別意識とか自立とか、根本的なテーマは現代でも共通することなので、
分かりやすいしヒットの原因かなとも思いますね。
男性にはどうなのかしら?