普通じゃないようで、普通な家族 『キッズ・オールライト』

 
 
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                   THE KIDS ARE ALL RIGHT      2010年 107分
 
あらすじ:ニックとジュールスはレズビアンカップル。結婚している2人には18歳になる娘ジョニと15歳の息子レイザーがおり、郊外の一軒家で仲良く暮らしていた。そんな中、年頃のレイザーは、母親たちに精子を提供した“父親”の存在が気になり始める。そして、母親たちが喜ばないと尻込みするジョニをたきつけて、2人で父親捜しを始めることに。するとやがて、人気レストランのオーナーを務めるポールという男性が生物学上の父親であることが判明する。気ままな独身生活を送る気さくなポールにすんなりと打ち解けてゆくジョニとレイザー。一方、子どもたちがポールと会っていることを知ったニックとジュールスは、事態を穏便に終息させようと、ポールを食事会に招くことにするのだが…。                                        (allcinemaより)
 
 
なかなか豪華なメンバーなんですけど、製作費400万ドルのインディーズ作品。
 
2010年のいろんな賞の候補になり、受賞もしています。
 
カリフォルニアでは、もうゲイのカップルなんて珍しくないかもしれませんが、
 
この家族は、レズビアンカップルが精子バンクで同じ男性の精子を使って出産
 
お互いが1人づつ生んで、カップルと子供2人の4人家族
 
医師であるニックの娘は18歳のジョニ、主婦をしているジュールスの息子レイザーは15歳
 
普通の家庭となんら変わらない仲の良い一家
 
レイザーの頼みからジョニはドナーのポールを探し、2人で会いに行きます!
 
会うまでは緊張していた2人も、人当たりが良く優しいポールを気にいります。
 
それを知った両親は、ポールを食事に招いてそれっきりにしようとするのですが・・・・・。
 
 
ニックが父親であったなら普通の家庭ですね。
 
子供たちは思春期になり、親が疎ましくなる年齢
 
母親って一人だけでも十分小うるさいのに、2人いるんだから、かなり(^_^;)
 
そんなこともあってか、遺伝子上の父親を探すんですが、
 
今までに味わったことのない父性の感覚をポールも子供たちも楽しむんですね。
 
ジュールスでさえ、彼のフランクな性格に打ち解けていくのですが、
 
この一家の父親の立場であるニックだけは、彼を受け入れられない。
 
そんなドラマがコメディタッチで描かれます。
 
ニック役のアネット・ベニング、ジュールス役のジュリアン・ムーア、ポール役のマーク・ラファロ
 
上手い役者ばかりですが、オスカーの主演女優賞候補になったアネット・ベニングが目立ちますね。
 
 
レイザーにジョッシュ・ハッチャーソン
 
監督は、『しあわせの法則』のリサ・チョロデンコ
 
 
上手くいくかに思われた一家とポールですが、
 
ある事件でポールは締め出しをくらいます。
 
一家は絆を確かめ合い、ハッピーエンド♪
 
ちょっとポールが可哀想でしたね(^_^;)