すべてはここから始まった 『マージン・コール』

 
第84回アカデミー賞脚本賞にノミネートされているのに、日本未公開
 
リーマンショックとして有名なリーマン・ブラザーズをモデルにしたストーリー
 
 
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                   MARGIN CALL       2011年 106分
 
あらすじ:ウォール街のとある投資銀行。ある日、突然の大量解雇が発表される。リスク管理部門でも多くのスタッフがオフィスからの退去を命じられる中に、リスク管理部門の責任者エリック・デールの姿もあった。彼は「用心しろ」という意味深な言葉とUSBメモリーを部下であるピーター・サリヴァンに手渡した。その晩、残されたデータを分析したピーターは、会社が全資産を超える損失に繋がりかねないリスクを内包した大量の金融商品不動産担保証券、いわゆるサブプライム商品)を抱えている、という結論に達する。即座に新たに上司となったウィル・エマーソンを呼び出し状況を説明するピーター。既に状況は逼迫しており、明日にもリスクが顕在化する危険があった。 ウィルと上司のサム・ロジャースは緊急役員会の招集を進言する。会社の存亡の瀬戸際で役員達が導き出した結論は・・・。                                            (wikipediaより)
 
 
タイトルの「マージン・コール」は
 
担保として預け入れた証拠金の金額が、現在の含み損を差し引くと、大きくマイナスになる状況に対する警告
 
ってことみたいです(^_^;)
 
冒頭、数名の見かけないメンバーが社内に乗り込んできます。
 
これは~と思っていたら、『マイレージ・マイライフ』でジョージ・クルーニが演じていたようなリストラ通告人、
 
エリックも即日解雇を言い渡されます。
 
部下のピーターが別れを言いに来た時に手渡したUSBメモリーの中身が、
 
長い一日のはじまりとなったのです。
 
 
これも未公開が勿体無いキャストですね。
 
首になるエリックにスタンリー・トゥッチ、部下のピーターに『スタートレック』のザカリー・クィント
 
彼今まで濃いキャラが多くて普通の役大丈夫か?と思ってましたが、すんなり馴染んでました(^_^;)
 
同じ課のメンバーにポール・ベタニー、彼結構好きなんですよ!(^^ゞ
 
上司のサムにケヴィン・スペイシー、メインでこのドラマを引っ張っていきます。
 
デミ・ムーアは相変わらず綺麗だけど、ちょっと冴えないですね。
 
サイモン・ベイカーはこういう役がぴったりと個人的に思ってます(^_^;)
 
そしてジェレミー・アイアンズ、老けたけど笑うとチャーミング
 
金融界出身のJ・C・チェンダーが監督・脚本
 
 
新入社員からトップまでの
 
危機に陥った時に取る行動や感情を丁寧に描いてて、見ごたえのあるドラマになってます。
 
会社の方針に不満を持っても、1度手にした贅沢な生活は手放せない。
 
切り捨てることが出来なければ生き残れない。
 
こういう人たちが世界的な金融危機を引き起こしたとすると、やりきれないですね。
 
自分が同じ立場になったらどうするのかは分かりませんが~。