これぞ、ハッピーエンディング 『人生万歳!』
『それでも恋するバルセロナ』の後の、通算40作目となるウディ・アレン監督作品
久々に故郷ニューヨークを舞台に手掛けたロマンティック(?)・コメディ
WHATEVER WORKS 2009年 91分
あらすじ:かつてはノーベル賞候補になるなど天才物理学者と持てはやされ、順風満帆かに思われたボリス。だがそんな彼も、自ら招いた災いを機に今ではすっかり落ちぶれ、冴えない独身中年に成り下がっていた。こうして淡々と日々をやり過ごしていたボリスはある夜、南部の田舎町から家出してきた若い娘メロディと出会う。彼女に同情したボリスは、数日だけという約束で自分のアパートに泊めてやることに。ところが一緒に暮らすうち、メロディはなぜか親子ほども歳が離れ、会話もまるで噛み合わないボリスを“運命の相手”と思い込んでしまう。さらには、愛する娘の後を追って彼女の両親も相次いで現われる始末で、事態はますます複雑になってしまい…。 (allcinemaより)
ウディ・アレン作品は、個人的には当たり外れがあって(^_^;)
大体ウディ・アレン自身が出演してるのは、例外もあるけど自分にはハズレなパターンが多いです(-_-;)
この映画もウディが出演しそうな内容だけど、
流石に70歳を超えてラブlコメはマズイと思ったのか、
ラリー・デヴィッドに自分を投影させてます。
シニカルでペシミストなボリス(ラリー・デヴィッド)の毒舌をしばらく聞かされ、
いい加減嫌になってきた頃に家出娘のメロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)登場
信じやすくてちょっと足りない(失礼^^;)メロディに無理やり居座られます。
年齢や性格を含み、何一つ共通点のないメロディにいら立ちつつ、
彼女の明るさと尊敬の眼差しに、次第に人生が楽しくなってくるボリス。
そのうち、お固くて敬虔なクリスチャンの母(パトリシア・クラークソン)や
南部の昔堅気の父までがメロディを探しにやってきます。
21歳の娘と結婚しちゃうあたり、
ウディの私生活とちょっとダブって見えたりします。
しり上がりに面白くなってくるのは、いつものパターン。
人生なんて短いんだから、固定観念を捨てて楽しもうよ!
そんなメッセージに聞こえました♪