情事の午後、息子を亡くした母親は 『ブローン・アパート』

 
 
キャストだけで、内容も知らずに借りました!
 
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                     INCENDIARY/BLOWN APART    2008年 イギリス 100分
 
あらすじ:ロンドン、イーストエンド。警察の爆弾処理班の夫と4歳の息子とともに平穏な日々を送る若い母親。しかし、過酷な仕事で常に緊張状態を強いられている夫は妻を顧みず、夫婦関係は冷え切っていた。彼女にとっては、息子だけが人生の全てだった。そんなある日、アーセナルの応援に向かった夫と息子を見送った彼女は、スタジアムに向かう新聞記者ジャスパーと偶然の再会を果たす。彼は一夜の過ちと思っていた情事の相手だった。ところが、またしても情事を楽しんでしまう。しかし、そのさなかにスタジアムで大規模な自爆テロが発生し、夫と息子も犠牲になってしまう。彼女は絶望と罪悪感から心を閉ざしてしまう。一方のジャスパーは、自分が死んでいたかもしれない事件の真相究明に乗り出すが…。                           (allcinemaより)
 
 
2008年の映画ですけど、日本公開は昨年だったみたいですね。
 
ミシェル・ウイリアムユアン・マクレガーは『彼が二度愛したS』でも共演してますが(未見だけど^^;)
 
同じ年に2本も共演したのかしら?(・・?        ↑はアメリカ映画だし(・_・;)
 
欧米で評判を呼んだクリス・クリーヴの処女小説『息子を奪ったあなたへ』の映画化。
 
子供を亡くした母の心情が中心になってますが、サスペンス・ドラマということで、
 
事件のショッキングなオチも出てきます。
 
 
自爆テロによって夫と4歳になる最愛の息子を亡くした若い母親。
 
ちょうどその時間、知り合って間もないジャスパーと情事の最中だったこともあり、
 
罪悪感からなかなかな現実に向き合えない。
 
新聞記者のジャスパーは事件を調べ、自爆テロの男の家族を突き止める。
 
父親が自爆テロだったと知らない少年と出会った彼女は、
 
父親を恋しがる彼をほおっておけず、彼に息子の姿を重ねてしまう。
 
 
 
若い母親としかクレジットされていない主人公にミシェル・ウイリアム
 
新聞記者のジャスパーに、ユアン・マクレガー
 
夫の上司のテレンスにマシュー・マクファディン
 
この2人がミシェルを取り合うという、羨ましいような話ですが(^_^;)
 
息子を亡くしてからは抜け殻状態の母親には、浮ついたところはありません。
 
事件の真相より、壊れていく彼女や、立ち直れるのかといったことの方が比重が大きいので、
 
サスペンスを期待するとがっかりするかも。
 
ドラマとしては興味深かったし、ミシェルの演技は堪能できます。