『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』 泥仕合からサスペンスへと変貌
ジョージ・クルーニ続いてますが、
ジョジクルではなく、にわかファンのライアン・ゴズリングめあて(^^ゞ
THE IDES OF MARCH 2011年 101分
あらすじ:ペンシルベニア州知事としての確固たる実績に清廉潔白なイメージ、おまけに申し分ないルックスで有権者の心を掴み、民主党予備選の最有力候補に躍り出たマイク・モリス。いよいよ迎えた天下分け目のオハイオ州予備選を目前に、陣営は緊張と熱気に包まれていた。そんなモリスの選挙キャンペーンをベテラン参謀のポール・ザラとともに支えるのは、弱冠30歳にして周囲も一目置く辣腕ぶりを発揮する広報官のスティーヴン・マイヤーズ。彼もまた、モリスの語る理想に心酔する一人だった。ところがスティーヴンは、ライバル陣営の選挙参謀から巧みな引き抜き工作を仕掛けられる。そんな中、選挙スタッフの美人インターン、モリーと親密な関係となり、束の間の安らぎを得るスティーヴンだったが…。 (allcinemaより)
2004年の民主党大統領予備選に立候補したハワード・ディーンの選挙キャンペーンで、
スタッフとして働いていたボー・ウィリモンによる戯曲「ファラガット・ノース」の映画化。
ジョージ・クルーニ監督4作目は、監督・制作・脚本・出演の4役ですね。
容姿、人柄、政策、思想、まさに次期大統領に相応しいと思えるマイケル・モリス知事
ナイーブな青年の成功と挫折の話かと思えば、それだけでは終わらない。
選挙物というと、自候補のボロは隠して相手候補の汚点を探しての足の引っ張り合い、
他候補との駆け引きで票を獲得というイメージで、前半はその泥仕合の様子ですが、
スティーブンの引き抜き話から空気が変わり、段々サスペンス色を帯びて来ます。
モリス知事にジョージ・クルーニ、大統領役に今一番ハマりそうですよね(^^ゞ
ベテラン参謀にフィリップ・シーモア・ホフマン、敵の参謀にポール・ジアマッティ
曲者キャスト揃いましたね~!
ジョジクル監督作を観るのはこれが最初ですが、手堅い感じですね。
試練を迎えるスティーブン、
彼は正義を取るのか、野心を取るのか。
彼にとっての正義とは?
アカデミー賞脚色賞ノミネート