『ラム・ダイアリー』 破天荒なジャーナリストが見た楽園の真実
『ツーリスト』以来の素顔のジョニー・デップ
コメディを期待するとすべります(^_^;)
THE RUM DIARY 2011年 120分
あらすじ:1960年、南米プエルトリコ。ニューヨークの喧騒を逃れてこの地にやって来た新進ジャーナリストのポール・ケンプは、地元の新聞社に職を得る。しかし、仕事をしない個性豊かな記者仲間とラム酒漬けの毎日。そんなある日、不正な土地取引で金儲けを企むアメリカ人実業家サンダーソンに接近したケンプは、彼の婚約者のシュノーと出会い、心奪われてしまう。おまけに、サンダーソンの卑劣な策略にも巻き込まれていくケンプだったが…。 (allcinemaより)
原作はハンター・S・トンプソンが22歳の時に書いた半自伝的な青春小説
トンプソンの親友だったジョニー・デップが彼の自宅で原稿を見つけ出版を勧めたとか。
プエルトリコに流れ着いた小説家のポールは、
書きたいものが見つかるまでの生活費稼ぎとして新聞社へ入り、
個性的な記者仲間たちとラム酒浸りの生活。
シュノーという女性に一目惚れしたポールは、彼女の婚約者であるサンダーソンの仕事を引き受ける。
彼女との接点の為に受けた仕事だったが、サンダーソンが不正に土地の売買をするためだった。
前半はコミカルなシーンもあるんですが、段々シリアスになってきます。
社会派というほど堅くないし、ロマンスもあっさりめ。
60年代の混沌としたプエルトリコの生活の中で、
書きたいものが見つかったポールの青春物語といった感じのストーリー。
そうすると主演のポールは20代くらいの若造が演じた方がしっくりきた気がしますね。
ジョニー・デップは悪くは無いんですが、もっと若い時に演じる役だったかな~(^_^;)
光の騎士アーロン・エッカートは今回はほんと嫌な感じ(・_・;)
アンバー・ハードは綺麗ですけどね~、セクシーさ足りない気もする(^_^;)
『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス、ジョヴァンニ・リビシなど良いキャスト揃ってます。
海岸の土地を買占め、プライベートビーチにするアメリカ人
現地の貧しい人たちは海も見えない。
ゴンゾー(ならず者)ジャーナリストと言われたトンプソンならではのプエルトリコが見えてきました。