『渇き』 ソン・ガンホの演技は良いけど、生々しさがチョイ苦手かも(^_^;)

珍しく韓国映画
 
オールドボーイ』のパク・チャヌク監督がメガホンを取り、
 
2009年カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞。
 
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                       THIRST        2009年韓国 133分
 
あらすじ:病院で重病患者たちを看取ることしかできない自分の無力さに絶望したカトリックの神父サンヒョンは、アフリカの研究所で極秘に進められていた致死率100%の謎のウイルスに対するワクチン開発に、自ら実験台として参加する。ほどなく発病し、命を落としたかに思われたサンヒョンだったが、正体不明の血液を輸血され、奇跡的に生き返る。帰国したサンヒョンは、信者の一人から病弱な息子の祈祷を請われ、幼なじみのガンウと再会する。彼はそこで一家に虐げられているガンウの妻テジュと出会い、思いがけず心惹かれていく。そんな中、彼の肉体はいつしかヴァンパイアのそれへと変貌、生き血を吸わなければ生きていけない存在となってしまったサンヒョンだったが…。                                              (allcinemaより)
 
 
『シュリ』と『グエムル-漢江の怪物-』くらいしか見てないんですけど、
 
なぜかソン・ガンホが好きなんですよね。
 
包容力ありそうなルックスからかもしれません(その割に見てないけど^^;)
 
パク・チャヌク監督作も初めてなんですけど、
 
ヴァンパイア物というのと、神父の不倫という2つのタブーに惹かれて見てみました!

エミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」にインスパイアされた作品だそうです。
 
 
自分を犠牲にして死亡率の高い人体実験に志願した神父が、
 
500人の実験者の中で唯一生き残れ、奇跡の人とあがめられるが、
 
実はヴァンパイアになってしまっていた。
 
血が必要になった神父は病院などで工面していたが、
 
偶然再会した幼馴染の妻に欲望を感じ、夫一家に不満のあった妻もこれに応じ不倫の関係に。
 
次第に夫が邪魔になってきた2人だった。
 
 
かなり不思議なストーリー設定に、
 
人間のリアルな欲望が絡み、かなり生々しい話になってます(・。・;
 
 
愛なのか欲望なのか、微妙な演技は良かったと思います。
 
 
罪が罪を呼び、段々エスカレートしていく2人。
 
罪の意識に苛まれながらも欲望に逆らえない神父
 
タガが外れたように快楽を求める妻
 
2人の行きつく先は・・・・・。
 
 
破滅的な愛の話は他にもありますけど、
 
生々しさが見る人を選ぶかな~(-_-;)
 
私はちょっと厳しかったです(>_<)