『007/サンダーボール作戦』 シリーズ4作目、本格海中アクションが見どころ
後に『ネバーセイ・ネバーアゲイン』としてリメイクされる『サンダーボール作戦』
本来ならシリーズ第1作として製作されるはずでした。
かなり大がかりな海中アクションに手に汗握ります!
THUNDERBALL 1965年イギリス 129分
解説:核を積んだNATO軍の戦闘機が行方不明になった。事件を操っていた国際的陰謀団スペクターは、米英首脳に対して、1億ポンドもの身の代金を支払うことを要求する。期限は一週間。核の所在探索を命じられたボンドは、わずかな手掛かりからバハマへと飛ぶが……。シリーズ第4弾。若干マンネリが目立つものの、舞台を海中に展開させたアクション・シーンは新鮮であった。主題歌トム・ジョーンズ。 (allcinemaより)
ケヴィン・マクローリーとジャック・ウィッティンガムと共に、
映画化用脚本「James Bond of the Secret Service」を執筆していたイアン・フレミングは、
2人に無断でこの脚本を元に『007 サンダーボール作戦』として小説化して話がこじれてました。
マクローリーを製作にクレジットすることで映画化にようやくこぎつけたという曰くつき(^_^;)
狙いは搭載されていた2発の原子力爆弾。
スペクターは爆弾と引き換えに1億ポンド分のダイヤモンドを英国政府に要求、
期限までに支払われない場合、その爆弾をどこかの都市へ投下すると脅す。
休暇中だった007は、保養先で見かけた怪しい男が爆撃機に乗っていた男だと気付き、
彼の妹ドミノが居るバハマへと飛ぶ。
この頃の年1作ペースに付いていけず断ったそうです。スケジュールはかなりハードだった模様(^_^;)
テーマソングは最初シャーリー・バッシーで“Mr. Kiss-Kiss Bang-Bang”を録音していたのですが、
タイトル名が入ってないことから土壇場でトム・ジョーンズ“Thunderball”に 変更。
オープニングのガンバレル・シークエンスが膝つきポーズに変わってますね。
オープニングテーマは、モーリス・ビンダー
プレ・アクションでスペクターNo.6を倒した後、ロケット・ベルト(ジェット・パック)で逃げるシーンは、
装備の割に飛距離が短いので笑えるんだけど、当時は凄い技術だったんでしょうね( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
No.2のラルゴはイタリアの俳優アドルフォ・チェリ、やはりセリフは吹き替え。
No.12のフィオナにルチアナ・パルッツイ、ドミノ役は逃したみたいですけど、美人ですね。
ドミノは清純派のクロディーヌ・オージェ、リメイクではキム・ベイシンガーでしたね。
『ロシアより愛をこめて』ではジプシー役だったマルティーヌ・ベズウィックが、ポーラ役で再登場。
フェリックス・ライターにリク・ヴァン・ヌッター、この頃は毎回変わってますね。
製作費かなり掛ってるんでしょうね。
サメは大量に出てくるし、終盤の海中戦はサメ込みの団体戦ですしね(^_^;)
今回のボンドはとにかく海に入ってるシーンが多くて、それだけでもお疲れ様でした!
危機に次ぐ危機、その中でもしっかりイチャつくのがボンドですよね(^^ゞ