『ネバーセイ・ネバーアゲイン』 リメイクではなく、オリジナルのアクション物として見るべし!
前記事『007/サンダーボール作戦』のリメイクってことで、先にこちらの番外編を!
この映画のタイトルは、ショーン・コネリーの奥さんが言った、
「もうボンドを演じないなんて言わないで(ネバーセイ・ネバーアゲイン)」からっていうのは有名ですね。
NEVER SAY NEVER AGAIN 1983年アメリカ 133分
解説:犯罪組織スペクターによるNATOの核ミサイル強奪事件が発生。特命を受けたジェームズ・ボンドはバハマに急行し、スペクター幹部・ラルゴの愛人との接触を図るが、そこにはスペクターの罠が待ちかまえていた……。「007/サンダーボール作戦」をアメリカ映画界がリメイク。本家のシリーズが元気のなくなっていた頃だけに、「007/ダイヤモンドは永遠に」以来12年ぶりにジェームズ・ボンドを演じるS・コネリーの颯爽とした芝居が心地よい。だが、作品としてはかなり大味、核ミサイルをめぐるストーリーも意表を突くものではない。
(allcinemaより)
前記事にも少し書いてますが、脚本を共同執筆していたケヴィン・マクローリーが映画化権を持っていて、
『サンダーボール作戦』にクレジットされる代わり、10年間はリメイクしないという約束でした。
(他にも、タイトルに007を入れないとか、ガンバレル・シークエンスや007のテーマソングを使わないとか)
その後もいろいろあったみたいですが、ようやくアメリカのワーナー・ブラザーズで18年後の1983年に映画化
いや~、今回再見してみてビックリ!
この頃はもう映画館へ行ってる年なので劇場で観てると思うし、その後も何度か見て、
久しぶりのショーン・コネリー・ボンド復活が嬉しかったし、内容も面白くお気に入りの作品だったんですが、
これが『サンダーボール作戦』の直後に見たら、全然面白くないんですよ!(・_・;)_・;)・;) ) ...まじ?
まずショーン・コネリーがボンドに見えない!Σ(・ε・|||)え!
年齢はいっててもスマートな立ち居振る舞いはそのままなんですけどね~(・・?
他もすべてボンド映画ではないんですね。
ショーン・コネリー自身この映画の出来は60点、理由はスタッフがボンド映画の製作に慣れてなかったから、
と言ったらしいですが、まさにそうなんでしょうね。
ストーリーは『サンダーボール作戦』を少し現代的にした感じ。
今回は代替わりしたということで、Mをエドワード・フォックスが演じてます。
バーナー・ド・リーと違いボンドを嫌っていてガミガミ言ってます(^_^;)
スペクターのブロフェルドがマックス・フォン・シドー、コチラでは顔も出てます!
笑顔の裏でって感じが良かったですね。
ドミノにキム・ベイシンガー、まだ新人の初々しい頃ですね。ボディラインくっきりの衣装で頑張ってます。
スペクターNo.12のファティマにバーバラ・カレラ、派手でSチック(-_-;)
『007/美しき獲物たち』ではグレース・ジョーンズ出てたし、こういうキャラが流行ってたんでしょうか(・_・;)
フェリックス・ライターには初の黒人バーニー・ケイシー
バハマの連絡員役でローワン・アトキンソン出てます!若い!
監督はアーヴィン・カーシュナー
上にも書きましたが、これだけで見ると普通に面白いエンタメアクションなんですよね。
キャストも良いし、
ただやはりボンド映画ではないんですね~!
同じ土俵で勝負すると本家には勝てないんですね~!新発見でした!
くどいですけど、比べなければ面白いです(^_^;)
ラストの締めの言葉にタイトルを持ってくる辺りも( ̄ー ̄)ニヤリ