『女王陛下の007』 シリーズ6作目、ロマンティックなストーリーは新ボンドにピッタリだったのに
ジェームズ・ボンドが2代目ジョージ・レーゼンビーに代わった6作目
スタイルもよく若返ったボンドだったのですが、
残念ながらこの1作のみとなりましたね。
ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICE 1969年イギリス 130分
解説:ショーン・コネリーに代わり、二代目ジェームズ・ボンド、G・レーゼンビーが登場したシリーズ第6作。国際的犯罪組織スペクターの首領ブロフェルドの動向を探っていたボンドは、テレサという女性と出会い、大胆な振る舞いをみせる彼女に惹かれていく。また、テレサの父は犯罪組織ユニオン・コルスのボス、ドラコだったが、娘の面倒を懇願されると同時に、彼からブロフェルドの情報を入手することに成功するのだった。こうしてボンドは、情報を元にブロフェルドがいるスイスへ飛ぶ。するとそこで、ブロフェルドが催眠療法をかけた女性たちに世界各地で細菌をばらまかせるという恐るべき人類抹殺計画を企てていると知り、ボンドはその阻止へ奔走するのだが…。ストーリーは面白いものの、主役たるボンドに精彩がない。主題歌ルイ・アームストロング。
(allcinemaより)
イアン・フレミングの原作はこの話が一番好きなんですよね。
ボンドは真実の愛を見つけ結婚します!
ただその結婚は悲劇に終わってしまいます(-_-;)
『カジノロワイヤル』と話が似てる気もするのですが、
ボンドノベル1作目の「カジノロワイヤル」はあまり覚えてないんですよねヾ(;´▽`Aアセアセ
ロマンティック路線ストーリーで今までとは雰囲気が違うので、
キャストの交代は良いタイミングだったと思います。
オープニングタイトルはモーリス・ビンダーですが、テーマ曲は歌なしのインスト、
挿入歌でルイ・アームストロングの「愛はすべてを越えて(We have all the time in the world)」が流れます。
監督はピーター・ハント、製作スタッフたちは変わらず。
モデル上がりのジョージ・レーゼンビーは新人にしてはよくやってると思いますけど、
コネリーボンドのチャーミングさみたいなものはまだ出せなかったですね。
何作か続けると彼の色も出てきたんでしょうが、
いきなり大役に抜擢された新人にはいろいろあったんでしょう、1作で降板すると自分から言い出してしまい、
プロデューサーに嫌われていたこともあり、これっきりに!
後で後悔したみたいですけどね(^_^;)
ボンドの妻になるトレーシー(テレサ)にダイアナ・リグ
ブロフェルドは、今回アクションシーンもあるからかテリー・サバラスに!
前作でボンドとブロフェルドは対決しているのに、最初ボンドに気づかないし(^_^;)
この辺の整合性はきにしてないんでしょうか(・_・;)
Mのバーナード・リー、マニーペニーのロイス・マクスウェルはQのデズモンド・リュウェリは変わらず、
結婚式で泣いちゃうマニーペニーがカワイイです!
本格的な雪山アクションは迫力で楽しめるし、
人気No.1の原作の忠実な映画化でストーリーも良い!
ボンド=コネリーという概念を変えると楽しめる作品だと思います!