『007/黄金銃を持つ男』 シリーズ9作目は、クリストファー・リー様登場

 
ジェームズ・ボンドロジャー・ムーアに代わってから、コメディ色が強くなってきました。
 
前作の『死ぬのは奴らだ』はどれほど笑えなかったんですが、これは面白かったですね。
 
 
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                  THE MAN WITH THE GOLDEN GUN   1974年イギリス 124分
 
解説:黄金銃を持つ男”と言われる一流の殺し屋スカラマンガに、英国情報部員ジェームズ・ボンドの暗殺指令が下った。それを察知した英国情報部は、ボンドの安全をはかるため一時的に解任する。だがボンドは、スカラマンガと対決するため、彼のひそむ中国の孤島へと飛ぶ……。C・リーが凄腕の殺し屋スカラマンガを颯爽と演じる。主題歌ルル。                                                 (allcinemaより)
 
 
殺し屋以外は原作とは共通点のないほぼオリジナルストーリー。
 
前年度にオイルショックがあった影響からか、太陽光エネルギ変換装置なるものが出てきます。
 
ボンドの元に「黄金銃を持つ男」の異名を持つ有名な殺し屋スカラマンガから殺人の予告が届く。
 
スカラマンガを探すボンド、しかし彼の標的は別の人物であり、
 
太陽光エネルギ変換装置「ソレックス・アジテーター」を手に入れることが目的だった。
 
 
今回の成功は、やはりクリストファー・リーの起用でしょうね。
 
悪役ながら品があって優雅です。
 
コナン・ドイルの息子を知っていて、トールキンにも合ったことがあるリー様は、
 
なんとイアン・フレミングの従兄弟らしいですよ!(」゜ロ゜)」どんだけ~!
 
ボンドガールはモード・アダムスブリット・エクランド
 
スカラマンガの部下に小人のエルヴェ・ヴィルシェーズ、フランスの画家らしいですけどね(・_・;)
 
前作に引き続き、ゴールドフィンガー似のペッパー保安官、クリフトン・ジェームズが笑わせてくれます。
 
 
監督は引き続き、ガイ・ハミルトン
 
オープニングテーマはモーリス・ビンダー、テーマソングはルル
 
 
マカオ・ホンコン・タイで活躍。
 
中国の設定のスカラマンガのアジトは、実はプーケットで撮影。
 
ストーリーはちょっとムリヤリな気もするんですけど、
 
ラクリ屋敷の様なスカラマンガのトレーニングルームとか、
 
ペッパー保安官の活躍で笑わせてくれます。
 
壊れかけた橋を、車を1回転させながら渡るシーンのスタントは見ものですよ!