『007/ユア・アイズ・オンリー』 シリーズ12作目、リアル路線に軌道修正
この映画から劇場で見始めたせいか、わりと内容をよく覚えてましたね。
シーナ・イーストンの歌う主題歌も懐かしい。
メテオラまで出てきてたのは忘れてましたが(^_^;)
FOR YOUR EYES ONLY 1981年イギリス 128分
解説:ギリシャ沖で遭難した英監視船には、東西均衡のバランスをも崩しかねないミサイル誘導装置ATACが積載されていた。引き上げの作業にあたっていた海洋考古学者が何者かに殺害されるに至り、ジェームズ・ボンドに出動の命が下った。前作「007/ムーンレイカー」でSFコミック色が頂点に達したシリーズの起動修正を図るべく製作された作品で、人間の肉体を使ったアクションが空・陸・海に次々と展開される。特に前半の色々なウィンター・スポーツを取り入れたアクション・シーンは快調。知的でクールなボンド・ビューティ、C・ブーケの魅力も十二分に華を添えている。タイトルは“閲覧のみ”の意で、転じて原作の邦訳名『読後焼却すべし』につながっている。主題歌シーナ・イーストン。 (allcinemaより)
製作のイオンプロも世代交代を考え始め、若い世代の起用を考え始めます。
↑に思い入れがあるのか、プレオープニングシーンでボンドが亡き妻テレサの墓参りをしたときに
ブロフェルドらしい人物に襲われるヘリアクションシーンがあるんですが、
これは要らなかったな~( ̄-  ̄ )
本編の方はスタート当時のシリーズを思わせるような堅実路線に戻り、
ガジェットに頼らず自分の活躍で危機を乗り越える展開になってます。
ストーリーもスパイ映画に相応しいミサイル誘導装置奪取計画。
両親を殺されかたき討ちに燃えるメリナにキャロル・ブーケ、まさにクールビューティ。
スケーターのリン=ホリー・ジョンソンが出たのも話題になりました。
妻カサンドラ・ハリスが出ているので陣中見舞いに来たピアース・ブロスナンに会ったイオンプロの面々は、
みんなピアース・ブロスナンのボンド像をイメージしたらしいです。
敵役のクリスタトスは、ボンド役候補だったこともあるジュリアン・グローバー、ちょっと影が薄くなっちゃった。
敵方のチョイ役でチャールズ・ダンス発見Σ( ̄□ ̄;うっそ!!
味方になるコロンボ役のトポルが良かったです!『屋根の上のバイオリン弾き』が有名ですよね。
バーナード・リーが撮影前に亡くなり、今回はMは休暇扱いになってます(T_T)
マニーペニーのロイス・マクスウェルとQのデスモンド・リュウェリンは元気です。
原点回帰を目指した作りは良かったです。
盛りだくさんなアクションシーンも不自然じゃないし(^_^;)
自宅キッチンのサッチャーさんとデニスさんが最後に出てきたのを見て、
イギリスの首相って料理するんだ~と感心したのを覚えてます( ̄m ̄〃)ぷぷっ!