『GAMER』 『ハンガー・ゲーム』っぽいけど、実はサスペンス

 
テンション上がりそうな映画をと思って見てみたんですけど、
 
ハンガー・ゲーム』にも通じるような内容でしたね。
 
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                   GAMER         2009年 95分
 
あらすじ:2034年、あるオンライン・ゲームが世界中の人々を熱狂の渦に巻き込んでいた。そのゲーム“スレイヤーズ”は天才クリエイター、ケン・キャッスルが開発した戦闘ゲームで、キャラクターたちがマシンガンを手に激闘を繰り広げるというもの。ただし、キャラクターは生身の人間で全員死刑囚、撃たれれば実際に死ぬこともあり得る究極のサバイバル・ゲームだった。ナノ細胞を脳の運動皮質に移植された彼らはゲームを操作するプレイヤーの意のままに操られ、30回勝てば釈放されるという条件をクリアすべく戦い続ける。その一人、自由を手にするまであと3回と迫っているケーブル。彼は無実の罪で投獄され、愛する妻娘と離ればなれになっていた。17歳の天才プレイヤー、サイモンに操作されながら、冤罪を晴らし家族との再会を果たしたい一心でゲームに挑み続けるケーブルだったが…。                                           (allcinemaより)
 
 
5年くらい前に”Second Life”ってありましたよね。
 
ネット上にある仮想世界で、そこに自分のアバターを作って好きなことができるっていう、
 
この映画を見て思い出しました。
 
 
映画の中では「ソサエティ」と「スレイヤーズ」という仮想空間があり、
 
それはネット上ではなく現実世界、アバターとなるのは人間。
 
ナノ細胞(?)というのを脳に移植することによって、他人が操ることができるようになるというもので、
 
ある領域内ではプレーヤーが操ることができる。
 
スレイヤーズ」はバトルゲームで、死刑囚をチームに分けて実際に戦わせることによって、
 
熱狂的なファンを集めていた。
 
死刑囚は30回勝利して生き残れば無罪放免。
 
27勝していて圧倒的な強さを誇るケーブルは人気戦士、プレーヤーは17歳のサイモン。
 
ケーブルは30勝して釈放され、妻と娘の元に戻るため戦っていた。
 
妻は生活の為「ソサエティ」で女優として働いていた。
 
あと少しで30勝というところで、ケーブルの命を狙う刺客が送り込まれる。
 
 
ケーブルにジェラルド・バトラー、最近マッチョ系の役が多いですね。
 
 
ナノ細胞と仮想空間を作り富豪となったキャッスルにマイケル・C・ホール
 
 
「ヒューマンズ」という地下組織のリーダーに、クリス・”リュダクリス”・ブリッジズ
 
 
監督は『アドレナリン』シリーズのネヴェルダイン&テイラー
 
 
バトルシーンでは血や肉が飛ぶんですけど、一瞬なのでそれほどエグくは無いんですが、R15+(^_^;)
 
ソサエティ」の方が主に肉欲的な快楽を求める空間で、ちょっと『サロゲート』っぽかったかな。
 
仮想空間システムを取り入れたのが、刑務所が一杯になったためという笑えない話だけど、
 
こういう社会になると怖いという話ではなく、一応サスペンス。(もちろんSFアクションも^^;)
 
ケーブルが死刑囚となった理由を追い求めて、地下組織やTV局が絡んできます。
 
最終的な黒幕の目的が、まるでアメコミのヴィランのようなのがちょっと残念(^_^;)
 
ポップでカラフルな「ソサイエティ」や、コンバットゲームのような「スレイヤーズ」、
 
ケーブルの脱出劇など、なかなか刺激的で面白かったです!