『レスラー』 80年代全盛期のスターたちの復活に拍手


流れ良く見そびれていた『レスラー』鑑賞

こちらも抑えた演技ですが『クレイジー・ハート』とは雰囲気から違いますね。

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                        HE WRESTLER        2008年 109分

あらすじ:ランディ・ロビンソンは80年代に大活躍したプロレスラー。しかしそんな栄光も今は昔、それでも彼は老体に鞭打ちながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。ひとたびリングを降りれば、トレーラーハウスに一人で住み、スーパーマーケットのアルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々。そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れたランディは、ついに引退を余儀なくされる。急に戸惑いと不安で心細くなったランディは、馴染みの年増ストリッパー、キャシディに心の安ぎを求めたり、長らく疎遠となっていた娘ステファニーとも連絡を取り修復を図ろうとするのだが…。                       (allcinemaより)


これ、てっきり実在の人物の伝記的な話かと思ってました(^_^;)

ハルク・ホーガンがモデルって言ってましたっけ?勘違いかなヾ(;´▽`Aアセアセ

ミッキー・ロークの伝記的とも言えなくもない気が(^_^;)


80年代に大活躍だったプロレスラーのランディ

今でもプロレスは続けているが、それだけでは生活できずスーパーで荷物搬入のバイトをしている。

唯一の楽しみは馴染のストリップバーのキャシディだけ。

ある日試合の後突然倒れたランディは、心臓バイパスの手術を受け医者からプロレスを止められる。

何をしていいかわからなくなった彼は自分の人生を振り返るのだが、プロレス以外何も無いことに気づく。



ミッキー・ローク主演にこだわった甲斐があってか、ヴェネツイア国際映画金獅子賞を筆頭に54個の賞を受賞

ミッキー・ロークはゴールデングローブ主演男優賞はじめ各賞で22回も受賞

自然な説得力のある良い演技でした。

中年ストリッパーを演じたマリサ・トメイも惜しげなく脱いじゃってますね~。

アカデミーでは助演女優賞ノミネートでこちらも見事に返り咲き。


映画のセリフじゃないけど80年代最高!(^_^;)

長年疎遠になっていた娘にエヴァン・レイチェル・ウッド

他プロレスラー多数(わからないけど^^;)


ストーリーは定石と言うか『クレイジー・ハート』なんかと同じパターン(こっちの方が先だけど^^;)

こちらの方が現実感がある感じかな。

アロノフスキー監督らしい手持ちカメラの映像は、華やかさのない落ち着いた色調。

プロレスのショー化している舞台裏も興味深いです。

(ちょっと直視できないシーンも一部あるけど)

あの場面で終わるラストも良い。