『ロックアウト』 楽しめるけどSF版『ダイ・ハード』とまではいかなかったね


サクッと見れる95分でしたね~!

突っ込みどころも満載だったけど(^_^;)

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                                      LOCKOUT             2012年仏 95分

あらすじ:2079年。宇宙空間に実験的に作られた脱獄成功率0%の刑務所MS-1。しかしコールドスリープによって管理されていた500人の凶悪犯が一斉に目を覚まし、大規模な暴動が発生する事態に。折しも、刑務所の視察に訪れていた大統領の娘エミリーが他の職員と一緒に人質となってしまう。そこでエミリーを救出するため傲岸不遜で皮肉屋ながら凄腕の元CIAエージェント、スノーが送り込まれるのだったが…。    (allcinemaより)


重要機密漏えい事件を追っていたCIAエージェントのスノー、

取引場所のホテルで相棒が殺され、相棒殺しの濡れ衣で捕まり、

宇宙ステーションの刑務所MS-1での、30年間コールドスリープの刑が決まる。

MS-1の視察に訪れていた大統領の娘エミリーが、暴動を起こした囚人に捕まる事件が起き、

機密漏えい事件の証拠を託した仲間がMS-1居ると聞いたスノーは、

エミリーを救出するための単身潜入を引き受ける。


MIB3』でも宇宙刑務所がチラッと出てきましたが、あれは宇宙人専用でしたね(^_^;)

こちらの宇宙刑務所は500人の凶悪犯をコールド・スリープ状態で収容、

脱獄成功率0%のはずが、あっさり乗っ取られます(^_^;)

しかも自動防衛システムとして重火器も搭載されているので、取り戻すのは一苦労。

大統領の娘さえ救えば、後は爆破しちゃえばOKってことで、単身潜入ってことに(・_・;)


潜入するスノーにガイ・ピアース、『アニマル・キングダム』では良識のあるエリート刑事だったのに、

今回は正反対、ふてぶてしさたっぷりです。

人質になるエミリーに『96時間』の娘マギー・グレイス、捕まるのには慣れてるかも( ̄ー ̄)ニヤリ

スノーを疑うCIA仲間にピーター・ストーメア、スノーの潜入を手助けするレニー・ジェームズ

囚人にヴィンセント・リーガン、ジョセフ・ギルガン

監督・脚本はステファン・サン・レジェジェームズ・マザー


リュック・ベッソン印なので、軽く楽しめる仕上がり。

SFとしての設定は面白いと思うんだけど、案外アクションはおとなしめ。潜入だからね(^_^;)

冒頭スノーが捕まるまでの経緯のシーンは、ほとんどゲームチックなCG、

MS-1でも、コールドスリープってすぐ溶けるんだ~とか、とってもオープンな制御室とか、

突っ込みどころも満載(^_^;)

ガイ・ピアースアンチヒーローっぷりはなかなか良いので、

SFなんだし、もっと大暴れさせると面白かった気がします。

囚人の方も知性派とキレてるのとか、つい『ダイ・ハード』を思い出しましたが、

スノーたちとの咬ませ具合がもう一つだったかな(^_^;)

救出劇と、機密漏えい事件の決着は一応付くんだけど、

刑務所自体にも陰謀めいたものがあったはずなのに、その辺はうやむやになっちゃった(・_・;)

いろいろ盛り込むには時間が短すぎたね。

次が作れそうな伏線は残して終わりましたけど、どうかな(^_^;)