『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』 ようやく完結の壮大な3部作


いよいよ3年越しの完結編。

当時は1年おきの続編が待ち遠しかったですよね~!

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THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
2003年ニュージーランド/アメリカ 劇場公開版203分(SEE250分)

あらすじ:アラゴルンガンダルフたちの活躍でサルマン率いる1万を超える軍隊に勝利を収め人間の国ローハンの人々を救った旅の仲間たち。メリーとピピンもエント族の助けを借りてサルマンが支配するオルサンクの塔を破壊、サルマンの封じ込めに成功する。しかし喜びも束の間、冥王サウロンは、もう一つの人間の国ゴンドールに20万もの軍を送り込む。中つ国最後の砦、ゴンドールを死守するため、旅の仲間たちはもちろん、長らく国交が途絶えていたローハンの人々も立ち上がる。一方その頃、サムと共にモルドールの滅びの山を目指して旅を再開していたフロドは、指輪の魔力にいよいよ押し潰されようとしていた…。                (allcinemaより)


や~、長かったですね~!とうとうの4時間超え!(^_^;)

スミアゴルがゴラムになった経緯から始まります。

フロドとサムはゴラムを案内にしてモルドールを目指す中、ゴラムの策略によってフロドはサムと別れてしまい、

ゴラムはフロドを大蜘蛛シェロブに襲わせ、仮死状態のフロドはオークに連れ去られてしまう。

ガンダルフアラゴルンギムリレゴラスはアイゼンガルドへ向い、メリーとピピンに再会。

ここでSEEではサルマンと蛇の舌グリマの最後が描かれてます。

ローハンに戻った一行は、サルマンのパランティーノ(玉)から次に狙われうのがミナス・ティリスだと知り、

ガンダルフピピンはミナス・ティりスへ向かう。

ゴンドールの摂政デネソールは息子ボロミアの死を嘆き、ガンダルフ達の話に耳を貸さず、

オスギリアスの砦をオークの軍勢に攻め込まれ撤退してきたファラミアを、

無情にも勝てる見込みのない戦場へ送る。

ピピンを使って援助を求めるのろしを上げさせるガンダルフ

のろしを見たローハンのセオデン王は出兵を決意し、各地の兵を集めるが十分な数は集まらず。

陣地を訪れたエルロンドは鍛え直した王の剣アンドゥリルをアラゴルンに与え、

“死者の道”へ入り亡霊たちを招集するように助言する。


完結編になる今作は、戦うメンバーと指輪を運ぶメンバーとの2本立て。

指輪を葬る旅を続けるフロドとサムとゴラム。

フロドの方は身も心もボロボロになり、孤独になり気力も尽き果てそう。

残りのメンバーはそれぞれの場所で戦いに身を投じる。

クライマックスはペレンノール野での戦い。

サルマンの1万の軍でも大変だったのに、今度は20万!

オリファントや南方の兵士、空からはナズグル、

なんとか戦況が好転してきたかと思えば、新たな敵兵が投入され心が折れそうになるローハン軍。

元々人間より頑丈なのに、武器や鎧、投石機なども使って攻撃してくるのがムカつく(-_-~)むかむか

戦いに勝利しても、フロド達はまだ滅びの山に着かない!

フロドを信じて時間稼ぎの為に黒門へ進行するアラゴルン達。

もうこの頃になると、まだかまだかとハラハラしちゃう(・_・;) 結末知ってるのにね(^_^;)


キャストはほぼ総出演。

主要キャストの新顔はSEE版では前作から出ていたデネソール役のジョン・ノーブルくらい。

アカデミー賞で作品、監督を含む11部門にノミネートされ、その全部門を受賞する偉業を成し遂げ、

受賞数でも『ベン・ハー』『タイタニック』と並ぶ史上最多タイ記録となりました。


このシリーズでは詩的というか哲学的なセリフが多くて、

特にフロドとサムの台詞には重みがありますよね。

最後に王となったアラゴルンが跪くように、小さいホビット達の頑張りに胸を打たれます。

ガラドリエルが言った「小さい者でも世界を変えられる」

最後まで甘くは無い話でしたが、壮大な3部作でした!

感動と同時に、観たぞ!っていう達成感もありましたね~( ̄ー ̄)ニヤリ