『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』 なんだかもやもや(- .-)ゞ


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  THE WOMAN IN BLACK 
2012年英/加/スウェーデン 95分

あらすじ:ロンドンに暮らす若い弁護士アーサー・キップスは、妻に先立たれた悲しみから未だ立ち直れずにいた。そんな中、事務所から新たな仕事を命じられた彼は、ひとり息子をロンドンに残し、田舎町クライシン・ギフォードへと向かう。目的の館は、霧深い沼地に浮かぶ島の中に建っていた。しかも島に繋がる道は満潮になると水没し、館は完全に孤立してしまう。彼はそこで他界したアリス・ドラブロウ夫人の遺品整理に取りかかる。そして図らずもドラブロウ家にまつわる忌まわしき過去に触れてしまい、館に取り憑くおそろしくも哀しい呪いの正体と対峙していくことになるアーサーだったが…。                                  (allcinemaより)


英国の女流作家スーザン・ヒルのベストセラー「黒衣の女 ある亡霊の物語」を映画化、

ハマーフィルム製作のゴシック・ホラー。

ハマーフィルムなんでもっと仰々しいのかなと思えば、

かなりあっさりしている正統派ゴシックホラー。

ロンドンから田舎町へ遺品調査のために出向いてきたアーサーは、

到着するなり村人たちから帰る様に言われ訳が分からない。

それでも舘へ向い仕事を進めようとすると、黒衣の女性を見かける。

その後なぜか村の子供たちが次々に事故にあい始めるが、村人はアーサーに出て行けと言うばかりで・・・。


主演のアーサーにダニエル・ラドクリフ、父親役に違和感はないですね。

4年前出産時に妻を亡くし、その悲しみから立ち直れていません。

他の主要キャストで知ってると言えばキアラン・ハインズくらい。

キアラン・ハインズはハリポタではダンブルドアの弟、アバーフォース役だったんですね。


多分原作は妻を亡くしたアーサーの悲しみや、子供を亡くした村人の心痛とか、

呪われた舘の悲劇なんかが深く書かれているのかなと思うんですが、

その辺が映画ではあっさりめで、なんだか消化不良なんですよね。

ホラーとしてはいかにも来そうってところで驚かしてくれるので、

身構えてるのでそれほど怖くは無かったですしね。

ドリームハウス』の様にホラーとしてはもひとつでも、家族愛のドラマになってれば良かったんですけど、

ドラマ部分もどうも中途半端で(-_-;)

ラストも呪いなのか救いなのかよくわからない、といった感じでした。

ラドクリフも終始悲壮感漂う風情で、もう少し感情の起伏も欲しかったかな。