『スター・トレックVI/未知の世界』 未来、それは見果てぬ夢・・・


前回言った様な理由で、5作目を飛ばして6作目(^^ゞ

TVシリーズ誕生から25年の歳月を経て遂に完結となった最終作。

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            STAR TREK VI: THE UNDISCOVERED COUNTRY  1991年 110分

あらすじ:クリンゴン本星の資源衛星プラクシスが事故により爆発し、そのままではクリンゴン人は50年後に滅亡してしまう状況に陥った。これまで長年敵対関係にあった惑星連邦とクリンゴン帝国との和平交渉を歴史を変えるチャンスであると考えたスポックは、カークに黙って和平交渉にやって来るクリンゴンのゴルコン宰相を出迎える任務に志願する。息子をクリンゴンに殺されているカークにとって気が進まないことであったが、しぶしぶ共に任務につくことになった。
エンタープライズ号に乗り込んできた宰相達とのギクシャクとした歓談の後、なんとエンタープライズから発射された(事実ではないが)魚雷が宰相の船に命中した。誰が撃ったのか解らぬまま救助のため乗り込んだカークとマッコイの前で宰相は手当のかいもなく死んでしまい、二人は暗殺犯として逮捕されてしまった。窮地に立たされたカーク船長達を救助すべくエンタープライズ号とエクセルシオール号が奮戦する。        (Wikipediaより)



衛星の爆発によって危機を迎えたクリンゴン帝国は、長年の間敵対関係にあった惑星連邦への援助を要請。

クリンゴンに息子デヴィットを殺されているカーク(劇場3作目)は嫌々ながらも、

和平交渉にやってくる大使の迎えにエンタープライズ号が行くことに。

大使の乗ったクリンゴン艇が何者かの攻撃を受け大使が死亡、クリンゴンに恨みのあるカークが疑われ、

裁判の後、カークとマッコイは流刑惑星へ。


スタートレック生みの親であるジーン・ロッデンベリは本作の製作中に死去。

追悼的な意味合いを持つ本作の製作総指揮はレナード・ニモイ、監督は2作目のニコラス・メイヤー

ハムレット」から取られた題名(未知の世界)をはじめ、シェイクスピアが引用されたセリフ多し。

また『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』(1976)の脚本を書いたニコラス・メイヤーが監督なので、

「不可能を消去して、最後に残ったものがどんなに奇妙なことであっても、それが真実である」という、

シャーロック・ホームズの有名なセリフをスポックが話したりします。


キャストはいつも通りオリジナルメンバー、

ジェイムズ・T・カーク=ウィリアム・シャトナー、Dr.レナード・マッコイ=デフォレスト・ケリー、

モンゴメリー・スコット=ジェームズ・ドゥーアン、バベル・チェコフ=ウォルター・ケーニッグ、

ウフーラ=ニシェル・ニコルズは、ここ最近スラックスに変わってたのが、またミニスカ復活。

ヒカル・スールー=ジョージ・タケイ今回スールーはエクセルシオール号の艦長

Mr.スポック=レナード・ニモイ

スポックが目を掛けているバルカン人のヴァレリス大尉に『SATC』のキム・キャトラル



キャストから誰が悪役かがすぐ分かってしまうのが難点ですが(^_^;)

陰謀が匂うストーリー展開も流刑惑星でのアクションなんかも楽しめます。

視覚効果もILMと『ターミネーター』のスタッフ達が参加しているので今見ても遜色ないです。

エンタープライズエクセルシオールVSクリンゴンのバード・オブ・プレイの戦闘シーンもなかなかの迫力。

私情を捨てて連邦のために戦うカーク、どこまでも共に闘うマッコイ、見守るスポック、3人の友情、

オリジナルメンバー達の忠誠心など、締めに相応しい良い映画だと思います。

欲を言えば、ウィリアム・シャトナーちょっと太り過ぎ(>_<)