『ミッドナイト・イン・パリ』　ウディ・アレンのパリ賛歌

★2013年自宅鑑賞★


ウディ・アレン作品で最大のヒット作

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　MIDNIGHT IN PARIS  　　　　２０１１年西/米　９４分

あらすじ：ハリウッドでの成功を手にした売れっ子脚本家のギル。しかし、脚本の仕事はお金にはなるが満足感は得られず、早く本格的な小説家に転身したいと処女小説の執筆に悪戦苦闘中。そんな彼は、婚約者イネズの父親の出張旅行に便乗して憧れの地パリを訪れ、胸躍らせる。ところが、スノッブで何かと鼻につくイネズの男友達ポールの出現に興をそがれ、ひとり真夜中のパリを彷徨うことに。するとそこに一台のクラシック・プジョーが現われ、誘われるままに乗り込むギル。そして辿り着いたのは、パーティで盛り上がる古めかしい社交クラブ。彼はそこでフィッツジェラルド夫妻やジャン・コクトー、ヘミングウェイといった今は亡き偉人たちを紹介され、自分が１９２０年代のパリに迷い込んでしまったことを知るのだった。やがてはピカソの愛人アドリアナと出逢い、惹かれ合っていくギルだが…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinemaより）


『マンハッタン』を前日に見たばかりなので、似てるところが多いな～と感じました！

冒頭はやはり３分近く音楽にのせてパリの町並みの映像が続きます。

映像が映る前に語りが始まるのですが、一瞬ウディ・アレンが話しているように聞こえて。

オーウェン・ウイルソンってこんな喋り方でしたっけ？それともウディをマネしてる？


作家を目指し１９２０年代のパリに憧れるギル、婚約者イネズはそんな彼を理解出来ない。

実業家の彼女の両親は裕福だけれど俗物、彼女に友人のポールもウンチクたれのいけすかない男。

そんなメンバーから逃げ出して、真夜中を独り彷徨っていると、クラッシックカーが目の前に止まり、

ギルに乗る様に促す、誘われたまま連れて行かれた場所で、フィッツジェラルドやヘミングウェイなど、

憧れの作家たちに出会い有頂天になる。次の夜も出掛けたギルは、ピカソの愛人アドリアナと出会い、

彼女に恋をしてしまう。


ウディ・アレンの映画って、豪華な旬のスターが楽しみでもありますね。

主演のギルにオーウェン・ウイルソン、


エセ教養人ポールにマイケル・シーン、久しぶりに白塗りじゃない彼を見ました(^^ゞ


ヘミングウェイにコリー・ストール（自分の中ではヘミングウェイというとクライブ・オーウェンなんですが^^;）

アドリアナにマリオン・コティヤール、クラシックな役も似合いますよね。

ガブリエルにレア・セドゥ、美術館のガイド役でサルコジ夫人のカーラ・ブルーニも出ています。


『マンハッタン』＋『カイロの紫のバラ』って感じですね。

しかもラストはハッピーエンド、良いとこ取りですね♪

オーウェン・ウイルソンがウディ・アレンっぽいのだけが気になりました。

特に話し方がちょっと似てるだけになんか違和感があったんですよね。

ウディのあの独特の話し方は、やはり彼が話してこそって気がします(^_^;)

誰しも黄金期と呼ぶ時代があり、それはやはりノスタルジーでしかないということに気づくオチが良かったです。

セピアがかったパリの街並みは美しいですね。

ウディ・アレンのパリ賛歌な作品でした。