『見知らぬ乗客』 『ヒッチコック』の公開前に観ておきました♪
先程WOWOWで放送していた、アルフレッド・ヒッチコック監督の『見知らぬ乗客』を観ました!
Twitterで複数の方が勧めていて、あらすじを読むとどうも見ていない様だったので(^^ゞ
STRANGERS ON A TRAIN 1951年 101分
あらすじ:アマチュアのテニス選手ガイ・ヘインズは、浮気を繰り返す妻ミリアムと離婚したがっていた。そうすれば上院議員の娘であるアンと再婚できる。ある日、ガイは列車の中でブルーノという男性に出会う。ブルーノはガイがミリアムと別れたがっていることをなぜか知っており、彼の父親を殺してくれるなら自分がミリアムを殺そうと交換殺人を持ちかける。そうすればお互いに動機がないので、捕まる心配もないという訳だ。ガイはブルーノが冗談を言っていると思い、取り合わなかった。しかし、ブルーノは勝手にミリアムを殺してしまう。 (Wikipediaより)
列車の中で出会った見知らぬ男ブルーノは、妻と別れたがっているガイの私生活を知っていて、
ガイの妻を殺す代わりにブルーノの父親を殺せと、交換殺人を持ちかけてくる。
冗談だと思いそれっきりブルーノのことえを忘れていたガイ、
しかし、約束通り殺したから早く父親を殺してくれと、ブルーノが妻殺しの証拠の品を持ってガイの前に現れる。
『太陽がいっぱい」』のパトリシア・ハイスミスの原作の映画化。
列車でたまたま一緒になった人が、自分の私生活を知っていたら怖いですよね。
身なりも言葉づかいもきちんとしている相手だと思わず話も聞いてしまいますよね。
話を聞いてしまったが最後、約束を果たせと執拗に付け回されます。
電話を切れば手紙、それも無視すれば、自宅、テニスコート、恋人の家のパーティ、どこにでも現れるブルーノ。
共犯だと疑われるのを恐れブルーノを警察に突き出すことが出来ないガイ。
恋人アンもブルーノに不信を抱きガイを問い詰める。
スリラーのお手本のような作品ですね。
殺人は最初の1件が起こるのみ、血も流れませんが、心理的にとてもハラハラします。
どこにでも現れるブルーノが不気味、理屈が通じない相手が一番怖いですね。
ガイが父親を殺しそうにないことがわかり、今度は妻殺しの罪をガイに着せようとします。
テニスの試合とブルーノの策略が交差しドキドキ、クライマックスのシーンにハラハラ。
モノクロですが、光と影の使い方が上手く、また小道具の使い方も上手いんですね。
この映画ではライターとメガネがキーになっています。
ガイの恋人アンの父親を見たことがあるな~と思ったら、
TVシリーズ『0011 ナポレオン・ソロ』でUNCLEのチーフ(?)だったレオ・G・キャロル、
ヒッチコック作の常連みたいですね。
ヒッチコックの娘パトリシアもアンの妹バーバラ役で出ています。
お約束のヒッチコック監督出演シーンはバッチリ分かりましたよ!
DVDにはアメリカ公開版とエンディングの違うイギリス公開版が収録されているらしく、
それも観てみたいですね!
流石ヒッチコックという1作でした!