『ムーンライズ・キングダム』 恋をしに出かけよう!


昨日観た2本目は、遅れて公開の『ムーンライズ・キングダム

共同脚本のウェス・アンダーソンロマン・コッポラがアカデミー脚本賞ノミネート


コッポラ家に生まれたらノミネートくらいじゃ褒めてもらえないと、からかわれてましたっけ(^_^;)

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               MOONRISE KINGDOM    2012年 94分

あらすじ:1965年、アメリカ・ニューイングランド沖に浮かぶ小さな島。家庭に恵まれず世界に自分の居場所がないと感じている12歳の少年サム。所属するボーイスカウトのサマー・キャンプ中に置き手紙を残し、姿を消してしまう。一方、厳格な父と口うるさい母に辟易していた同い年の少女スージーも両親の目をかいくぐり、家を飛び出す。1年前に出会い、瞬く間に恋に落ちたサムとスージー。2人は1年にわたって文通を続け、入念な駆け落ちの計画を練り上げていたのだ。草原で落ち合った2人は、手に手をとって秘密の場所“ムーンライズ・キングダム”を目指す。一方、シャープ警部やボーイスカウトのウォード隊長、スージーの両親ら島の大人たちは2人の失踪に気づき大あわて。折しも島には大きなハリケーンが接近していたのだが…。         (allcinemaより)



キツネのアニメの後は子供の話でしたね。

恋に落ちた12歳の少年サムと少女スージー

孤児のサムは変わっていると周囲から疎まれ、個性的なスージーも家族から浮いていて問題児扱い。

1年掛けて練り上げた駆け落ち計画を実行する2人。

突然のことに周囲の大人たちは大慌て。

翌日には見つかってしまった2人だが、結ばれるという決意は固かった。


60年代のアメリカの小さな島が舞台。

ボーイスカウトのキャンプから脱走したサムはサバイバルも慣れたもの。

不慣れなスージーを案内して秘密の場所に連れていきます。

大好きな本と弟のレコードプレーヤーを持ってきたスージー

生い立ちも趣味も好きなものも違うけれど、愛しているからお互いを受け入れる2人。

そんな2人に周囲が次第に協力的になっていきます。


サム役のジャレッド・ギルマンもスージー役のカーラ・ヘイワードも新人ですが、

周囲の大人は、島で唯一の警官シャープ警部にブルース・ウィリス




不思議なナレーターにボブ・バラバン


監督曰く、「子供だけが自分の欲しいものをわかっている」そうです。

それほど無垢でもないけれど、愛に対しては純粋な2人。

シャープ警部がサムに「どうしてそう生き急ぐんだ?」と訊きますが、

彼らはただ、好きな人と好きな場所で好きなことをして過ごしたいだけ。

モラルもへ理屈も世間体も言い訳も関係なく、今したい事をする!

その純粋さが羨ましい大人たち。

そんな子供と大人のドタバタを、アンダーソン流のユーモアでぼのぼのと描いてます。

「12少年漂流記」や「ロビンソン・クルーソ」などが大好きだった子供時代を思い出しましたよ(^^ゞ

(ロマンスはまったくないお話ばかりだけど^^;)