『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』&『OSS 117 リオデジャネイロ応答なし』
引き続きジャン・デュジャルダン特集から、2本目と3本目はスパイパロディ映画。
『アーティスト』を観た時から、ジャン・デュジャルダンのクラシカルな雰囲気に、
ジョーン・コネリーのジェームズ・ボンドに煮てるな~と(^_^;)
どうやらそう思ったのは自分だけではなかったらしく、既にパロディ映画が出来てました!
『アーティスト』のミシェル・アザナビシウス監督でベレニス・ペジョ共演、
セザール賞ノミネートと聞いて、観たいと思っていたんですよね~(^^ゞ
OSS 117: LE CAIRE, NID D'ESPIONS 2006年仏 99分
あらすじ:1955年のエジプト。フランスの諜報部員OS117は行方不明になった友人の謎を探るため、スエズ運河の利権をめぐって各国のスパイが暗躍するカイロに潜入する。ところが、イスラム文化への無知が仇となって様々な騒動を巻き起こしてしまい……。 (映画comより)
2006年の第19回東京国際映画祭で最高賞の東京サクラグランプリを受賞。
映画祭上映タイトルは『OSS 117 カイロ、スパイの巣窟』。
それがまたどおしてこんなキテレツな邦題になったのか(^_^;)
OSSとは、第2次大戦時のアメリカ軍の特務機関の戦略諜報局(Office of Strategic Services)のこと。
なぜCIAの前身の機関の話がフランス人スパイになったのかはよくわからないのですが、
原作はジャン・ブリュース作の同名スパイ小説「OSS117号」シリーズで、50年代に映像化もされているそう。
下に貼った冒頭10分の映像を観ていただいたら分かると思いますが、
ジャン・デュジャルダンはショーン・コネリーの雰囲気や仕草をとても掴んでいて、
オープニングもモーリス・ビンダー風だったり、007シリーズのパロディが散りばめられていて( ̄ー ̄)ニヤリ。
そこは良いんですけどね、笑いの部分が自分には笑えず(-_-;)
ちょっとMr.ビーン的かな~、笑いですべっちゃいました(^_^;)
興味のある方はDVD出てますよ!
あらすじ:1967年にブラジルのリオデジャネイロへ飛んだフランス諜報部員OSS 117ことユベール。フランス国内のナチ協力者を記載したマイクロフィルムをネタに、リオにいるジンメルという男がフランス政府を恐喝しているのだ。同じくジンメルを追うイスラエルの諜報部員モサドから協力を依頼されたユベールは、美人諜報部員のキャルロッタと行動をともにするのだが…。 (allcinemaより)
3年後に作られた続編。引き続き、ミシェル・アザナビシウス監督、ジャン・デュジャルダン主演。
前作よりパロディ度が下がり、お笑い度が上がった感じ。
前作にノレなかった自分が今作でノレる訳もなく(>_<)
どうも、おフランスの笑いには付いていけないのでした(^_^;)
こちらはまだDVD化はされていないようです。
観たい方はWOWOWの再放送を待ちましょう!