『大脱走』 題材・脚本・キャスト・演出、すべてが揃った娯楽大作


タワーリング・インフェルノ』に引き続き、「新・午前十時の映画祭」に行くつもりだったのが、

体調がもうひとつで挫けちゃって(>_<)

先月購入していた「製作50周年記念ブルーレイ」での自宅鑑賞となりました(・_・;)

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               THE GREAT ESCAPE    1963年 163分

あらすじ:第二次大戦末期。ドイツ空軍が管理する脱出不可能と言われた連合軍航空士官の捕虜収容所で、250名を超える大規模な脱走計画が企てられた。そして地下トンネルを抜け、「独房王」ヒルツをはじめ数人が収容所からの脱出に成功する。執拗な追跡の手を逃れて故国へ逃げ延びるのは果たして……。


エルマー・バーンスタイン作曲の『大脱走マーチ』も有名なこの映画、実話です。

人や場所など若干違っているところはあるものの、生存者の証言を基に脱出計画などは史実そのまま。

イギリス兵は捕虜となってもドイツ軍の兵力をかく乱させるために、脱出を企てるのが義務であった。

何度も脱出を企て、ドイツ軍の手を焼かせている札付き達は、ルフト第3空軍捕虜収容所に集められる。

ここは警備を強化した脱出不可能と言われる特別な収容所であったが、

”ビッグX”と呼ばれるロジャーは250名を脱出させるという前代未聞の大がかりな脱出計画を企てる。


見どころの一つはリアルな脱出計画。

トンネルを3本掘る計画、見つからないためにどのようにカモフラージュするか、

必要な部材をどこで調達するか、収容所から脱出した後どのように逃げるかなど、

詳細な計画と準備のもと進められます。

計画の実行部隊であるメンバーの面々、スターが集結したキャストの見せ場もそれぞれあって、

人間模様も見どころ。


なんといっても一番目立つのは”独房王(The Cooler King)"ことヒルツのスティーヴ・マックィーン

最多の脱走記録を持ち、失敗して独房に入れられても次を狙う不屈の精神の持ち主。

バイクでの逃走シーンは有名ですよね。追手のドイツ軍の役もスティーヴがやっちゃってるらしいです。

ゲシュタポに目を付けられている脱走計画の中心人物”ビッグX”にリチャード・アッテンボロー


トンネル王にチャールズ・ブロンソン、土処理屋にデヴィッド・マッカラムなどなど。

監督は『荒野の七人』のジョン・スタージェス


ドイツ兵の目を盗んでトンネルを掘り続けるわけですが、

警備の目も厳しく偶然偽装がばれて見つかってしまったり、

いざ地上への蓋を開けると予想の地点より短かったり(・。・;

ハラハラドキドキが随所に!

もう何度も観ていて、ほぼ展開も知っているのにドキドキしながら鑑賞しました!

何度見ても楽しめる作品です♪