『ジャッジ・ドレッド』（２０１２） 現代を感じる作風
１９９５年のシルベスター・スタローン主演『ジャッジ・ドレッド』のリブート作品。
ほんとに原作は同じ？と思うほど、まったく違う映画になりましたね。
DREDD 3D ２０１２年英/南アフリカ ９５分
あらすじ：核戦争で荒廃した近未来のアメリカ。東海岸一帯に広がる唯一の都市メガシティ・ワンは、超高層ビル郡の中に多くの住民がひしめき、犯罪が多発していた。そんな崩壊寸前の街の治安を守るのが、警察機能と司法を兼ね備え、逮捕から判決、刑の執行までをも一手に引き受けるエリート司法官“ジャッジ”たちだった。その中でも圧倒的な戦闘能力と不屈の意志でトップに君臨するジャッジがドレッドだった。ある日、新米女性ジャッジ、アンダーソンの適性判断を任されたドレッドは、彼女を試験代わりに殺人事件現場へと連れ出す。そこは、冷酷非情な女ギャング“ママ”とその一味が支配し、２００階建てアパートメントの各フロアに無数の犯罪者であふれる究極の無法地帯だった。 （allcinemaより）
核戦争により、国土の大半が荒廃した未来のアメリカが舞台。
”ジャッジ”と呼ばれる裁判官であり刑の執行人である選ばれた者たちが、治安を守っていた。
己の裁量で犯罪者を裁き処刑して良いという免罪符を持っているわけですね。
その”ジャッジ”の中でもドレッドは優秀で情け容赦ないことから恐れられていた。
ある日新米”ジャッジ”の女性の適正判断を任されたドレッドは、彼女と共に事件現場へ向かう。
そこは”ママ”と呼ばれるギャングのボスが支配する高層アパートだった。
原作コミックは一緒でも９５年版とはストーリーも違い、こちらの方がより原作に近いということです。
そこそこ豪華なキャストで派手だった以前に比べ、
こちらは主演のドレッドはカール・アーバンですが、全編ヘルメットをず～っと被っていて顔が出ない！(・_・;)
脇もあまり知らない無い俳優さんたちで、いささか地味に感じます。
（前にも設定くらいしか覚えてなかったんだけど^^;）
監督は『バンテージ・ポイント』のピート・トラヴィス。
ドンパチは派手なんですけど、
最近の流行りなのか、例によってスローモーションを多用したシーンは、
そろそろ鼻に付いてきました(^_^;)
アパート内の閉塞した空間で孤立した戦いというと『ダイ・ハード』的ですが、
息抜き的な笑える部分が無いので、派手なアクションに係わらずメリハリが無いように感じますね。
こういう無駄が無い作品が好きな方もいらっしゃるんでしょうけど、
個人的にはもう一つノレませんでした(-_-;)
今月レンタル出るようなので、興味のある方はぜひ♪
スタローン版もこれを機会にＤＶＤ出るようです！
