『アパルーサの決闘』とジョン・ウェイン2作
HDD録画消化中
『アパルーサの決闘』<未公開)
APPALOOSA 2008年 113分
あらすじ:悪がのさばる町アパルーサ。名うてのガンマン、ヴァージル・コールは町に正義を取り戻すべく保安官として雇われる。彼は相棒のエヴェレット・ヒッチと共に、牧場主のブラッグ率いる悪党一味と対峙していく。そんな中、この町にやって来た美しき未亡人アリソン・フレンチ。やがてコールは、この謎めいた未亡人に惹かれていくが…。 (allcinemaより)
なぜイギリス勢で西部劇?と思ったら、ヴィゴもレニーもアメリカ人でしたヾ(;´▽`Aアセアセ
人気ハードボイルド作家ロバート・B・パーカーの同名ウエスタン小説の映画化。
早撃ちのコール(エド・ハリス)は相棒のヒッチ(ヴィゴ・モーテンセン)とアパルーサという町に辿りつく。
悪徳牧場主ブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)に好き放題にされている町は、
ブラッグに殺された保安官の替わりに、コールとヒッチを保安官として迎える。
同じ頃町に着いた未亡人のフレンチ(レニ・ゼルウィガー)とコールは急速に親しくなっていく。
流れ者の生活から足を洗い落ち着きたい老いたガンマンと、彼を心配する相棒、
強い者に媚びることで生きてきた女、荒くれ牧場主から実業家に転身して町を牛耳る男など、
登場人物たちのドラマ要素は問題ないんだけど、
ジェレミー・アイアンズもそれほど悪物に見えないし、レニー・ゼルウィガーはなんとなくミスキャスト(-_-;)
悪の印象が弱いので善も活きてこない感じ(´ヘ`;) う~ん
キャストだけでも楽しめるけど、
豪華キャストの割に未公開も納得な作品。
祖父がジョン・ウェインが好きで、よく一緒に観ていたので、
条件反射的に録画していた2作。
『三人の名付親』
THREE GODFATHERS/3 GODFATHERS 1948年 107分
あらすじ:保安官に追われる三人組の強盗が荒野のド真ん中で、身重の女を乗せた幌馬車に出会う。女は赤ん坊を産み落とすと、三人を名付け親に頼み息を引き取った。三人は赤ん坊を無事に町へ届けようと出発するが、水も無く陽に照らされるだけ彼らの道行きは困難を極めた……。 (allcinemaより)
強盗であっても陽気な3人組。
銀行強盗で追われている途中、砂漠に臨月で取り残されている女性を発見。
なんとか子供は取り上げるが女性は死亡。死ぬ前に彼女は3人を名付親として子供を託す。
飲み水もない中、子供連れで逃げる道中、仲間が1人づつ倒れていく。
生死がギリギリの道中を悲壮感なく描き、最後は人情で丸く収まる昔ながらの西部劇。
キリスト生誕劇っぽい趣も。
『赤い河』
RED RIVER 1948年 133分
あらすじ:南部に広大な牧場を持つダンスンは、養子のマシュウらと共に、東部へのビッグ・トレイルを敢行した。だが、道は険しく、ダンスンのいらだちは次第に募っていく。やがて、レッド・リバーのほとりにさしかかったとき、牧童の三人が逃亡するという事件が起こった。厳しい処置をとろうとするダンスンに対して、マシュウは牧童の味方をし、ダンスンを脅してその場に置き去りにする。怒りに燃えたダンスンは、マシュウを殺すことを誓うが……。
(allcinemaより)
↑作品と同年製作だけれど、こちらはモノクロ。
話している途中で、一気に14年の歳月が流れたのには思わず笑ってしまった( ̄∇ ̄)ニヤッ
2頭の牛を連れ南部で牧場を始めたダンスン、14年間の苦労の末大牧場主となった彼は、
東部へ牛を出荷することを決意する。
何百頭もの牛を連れた旅に成功したものは居ず、厳しい行程に牛も人も疲労困憊。
ダンスンへの不満が爆発し、養子のマシュウは彼を残して旅を続ける。
牛の大移動が圧巻。
暴走が起こったり、アパッチに襲われたり、ロマンスもありと盛りだくさん。
殺しあいかけた2人が女性の一言で仲直りするなど、お決まりの展開も楽しい♪
ジョン・ウェインは若い頃と老けてからを見事に演じ分け、
モンゴメリー・クリフトが初々しい。
こういうのを観るとホッとしますね(#^.^#)