『ワールド・ウォー Z』 ゾンビより感染の速さが怖いです!
ゾンビ映画が苦手な方へ!
ゾンビが出てくる話ですが、ゾンビ描写はエグくなく、スピードがあり集団のため気持ち悪さはあまりないです。
パンデミックやディザスターやパニック映画と思った方が正解ですね。
WORLD WAR Z 2013年 116分
あらすじ:妻と2人の娘と平穏な日々を送っていた元国連捜査官のジェリー。ある日、家族を乗せた車で渋滞にはまった彼は、謎のウイルス感染によって凶暴なゾンビが瞬く間に増殖する現場に遭遇してしまう。そして必死で家族を守り、間一髪で逃げ延びたジェリーのもとに、現場復帰の要請が入る。いまや謎のウイルスの爆発的な感染拡大で、全世界が崩壊しようとしていた。そこで、かつて伝染病の調査や紛争地域での調停に手腕を発揮してきた彼に、調査隊への協力が求められたのだった。愛する家族の安全と引き換えに、調査への同行を決意したジェリーは、米軍とともに、混乱が拡がる世界各地の感染地域へと向かうのだったが…。 (allcinemaより)
基はマックス・ブルックスの2006年発表のベストセラー小説。
マックス・ブルックスって、あのメル・ブルックスの息子さんなんですね。
小説の方はインタヴュー形式で、人間同士の争いや社会風刺も入った内容の様です。
世界のあちこちで暴動が起こっているTVニュースを見ても、またかとしか思わない現在、
平和な街で静かに家族と暮らしいたのに突然の暴動、パニック、人が人に襲われていく姿を目撃する。
人とは思えないスピード、強靭さで襲ってくるヤツラに、咬まれたら12秒で感染し同じ状態に。
ヤツラは何なのか?原因は?どこから始まったのか?何も分からない状態で、大都市から壊滅していく。
元国連職員のジェリーは家族を連れて逃げているところを、以前の同僚が助けてくれますが、
事態の収拾を指揮するアメリカ軍司令官から、家族を助けたいのなら力を貸せと脅されます(・_・;)
若いウィルス学者と共に最初に感染の連絡がが合った米軍基地へ向かうジェリー。
しかし不意の事故で、”希望の星”であった学者が死んでしまい、独りで謎を追うことになるジェリー。
ジェリーにブラッド・ピット、製作も彼の会社”PLAN B”
奥さんに『L.A. ギャング ストーリー』のミレーユ・イーノス、
軍人役でジェームズ・バッジ・デール、マシュー・フォックスはどこに居たのかわからなかった(-_-;)
『ミケランジェロの暗号』のモーリッツ・ブライプトロイ、12代目「ドクター・フー」のピーター・カパルディ。
冒頭にも書きましたけど、ゾンビ自体が怖いというより、団体で襲ってくる恐怖ですね。
しかも感染スピードが12秒ですから、感染者が急速に増え続ける訳です。
そのパンデミックの恐ろしさと、集団が雪崩のように襲ってくるスピード感。
パンデミック・ディザスターが世界規模で広がって行く迫力は、
CGとわかっていても壮絶です。
予告にある様な家族愛メインの話ではぶっちゃけないです(もちろん家族愛はあるんだけど^^;)
内容にはかなり社会風刺に思えるシーンも。
ジェリーが後半に取る行動も、一か八かだったのか、人類の未来の為の選択か、
議論を呼びそうです。
映画は悪くはなかったですが、こういう話は、あまり後味スッキリしませんよね(^_^;)
迫力ある映像は劇場向け、クセのあるキャスト達も良かったです。
2Dで観ましたが、前の方でかぶりつきで観ていたらちょっと酔いそうになったので、
自分は2Dで正解でした( ̄∀ ̄*)イヒッ