『スター・トレック イントゥ・ダークネス』 ネタバレ有り感想


スター・トレック イントゥ・ダークネス』(以下STID)

今日でIMAX上映終了のところが多いようですね(明日からは『エリジウム』)

結局、IMAXで2回と2D字幕1回、3D吹替1回の計4回観ました!( ̄∀ ̄*)イヒッ

未だかつて劇場上映期間中にこんな回数観たのは我ながら初めて!(^^ゞ

長く待たされた鬱憤からか、来日イベント行けなかった悔しさからか、祭り状態(^_^;)


そんな訳で、4回観た後のネタバレ有りの感想を書いてみます。

未見の方はネタバレ無しの方で→コチラ




え~と、皆さんご覧になって内容はもうご存知という前提で!

まず冒頭の赤い惑星ニビルの原住民が描くエンタープライズの絵がそのまま本物へと変わり、

短いオープニングテーマから静かな音楽のシーンへとサッと切り変わるのが上手いですね♪

だらだらオープニングを長くしないところが良いです!


ジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)の血液によって娘を助けた父親への交換条件、

ここで早くもこの映画のテーマ、守りたい者の為には犠牲にしないものなど無い!

娘の為に自分の命を犠牲にする父(T_T)



落ち込みカークの酒場シーン、

ロックグラスの中の丸い氷はJ.J.が東京のバーで出てきたのを真似たらしいです。

クリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)提督が若林豪にしか見えません( ̄m ̄〃)ぷぷっ!


同じく酒場でスコッティ(サイモン・ペッグ)が愚痴りながら飲んでいるシーン、

中田ヤスタカきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲が挿入されると聞いた時は( ̄▼ ̄|||) と思いましたが、

酒場のシーンだったため、違和感なくて良かったです(;-_-) =3 フゥ



スターフリート士官の会議を単独で攻撃後、ポータブル転送装置でクロノスへ逃亡したハリソン、

驚異的な戦闘能力でクリンゴン部隊を殲滅したのち投降。

ここでようやくジョン・ハリソンは実名カーンだとわかります。

いやぁ~、カーンでしたね~!(知ってたけど^^;)

と言っても、TV版オリジナルシリーズ(TOS)をごらんじゃない方は分からないですよね(^_^;)

TOS「宇宙の帝王」では、世界統一の野望を表明して後に優生戦争と呼ばれる戦争を引き起こしたが敗北。

冬眠宇宙船「ボタニー・ベイ」に乗り地球を脱出したカーン(リカルド・モンタルバン)たち、

300年後に漂流していたのをカーク(イリアム・シャトナー)艦長のエンタープライズに発見されます。


カーンは、遺伝子操作を受けた優生人類で独裁者。改良人間であるため、頭脳・身体能力共に優秀。

傲慢で尊大、狡猾。他者に対して非常に高圧的だが、それに見合う統率力とカリスマ性有り。


J.J.エイブラムススタートレックはTOSのパラレルワールドなので、

STIDでは、惑星連邦に発見され、マーカス提督(ピーター・ウェラー)に乗組員を盾に利用されることに。

ここからのカーンの動機がちょっと曖昧なんですよね。

カーンはマーカスに自分の乗組員たちを殺されたと思ったから、復讐の為にスターフリート士官たちを襲い、

クロノスで魚雷の数を訊き、乗組員がまだ生きていることが分かったので投降したんですよね?

この辺の経緯がセリフでの説明だけなのでわかりにくい!

尺もあるので悪役のバックグラウンドにそれほど時間を割けないのでしょうけど、

カーンも犠牲者で真の悪人はマーカス提督にしたかったのか、悪VS悪にしたかったのか( ̄-  ̄ ) うーん

STIDはノベライズも出ていて、読むとよくわかるらしいんですけど、映画の中で決着つけて欲しいですよね。

出演シーンが大幅カットされて存在感も動機も薄かった前作エリック・バナのような事は無かったですが~。

未公開シーン観ればわかるのかしらん(・・?


カーンは乗組員を守るため、マーカスは惑星連邦を守るためという大義名分の下、

自分の仲間や家族を守る為なら他の種族を傷つけても構わないという理論。

結局はカーンもマーカスも同じ穴のムジナですよね。

ベネディクト・カンバーバッチの演技は感動的でしたが、やっぱり悪い奴ですよね( 。・_・)ジッ 

キャロル・マーカス(アリス・イヴ)を蹴るシーンは何度観てもギョッとなります(>_<)


それに対して、仲間を守るために自分を犠牲にするカーク(クリス・パイン)。

息を引き取るカークを看取り、感情を爆発させるスポック(ザッカリー・クイント)。

名実ともにカークは艦長になったんだなぁ~!

カークとスポックの友情も揺るぎないものへと!

この感動的なシーンも、トリブルにカーンの血を輸血したらという伏線があったので、

カーク助かるな!と気付いてしまったので泣けるところまでいかず(>_<)

STIDは4回観ても毎回飽きずに楽しめる面白くて良い映画なんですが、

思わず泣いてしまうシーンは無かったんですよね。そこがちょっと惜しいかな(^_^;)


それを思えば、生きてると知ってるのに何度観ても泣ける『SHERLOCK2』E3でダイブ前の

シャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)とジョン(マーティン・フリーマン)のシーンは凄いなぁ~!


話がそれましたが(^_^;)

感動のシーンはオリジナルの逆パターンでした!

スタートレックⅡ カーンの逆襲』ではスポック(レナード・ニモイ)が犠牲になって死んでしまうんですね。

スタートレックⅢ ミスター・スポックを探せ』で生き返るんですが、生き返り方は違います。 



さて、冷凍保存されたカーンの復活、新シリーズでの『カーンの逆襲』はあるのでしょうかね~(^^ゞ




 『カーンの逆襲』よりオリジナルシーン↓


流石に5回目以降は自宅でブルーレイ観ます(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

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(UK版スチールブック仕様ブルーレイ、ええ、買ってしまいましたとも^^;)