『おとなのけんか』 おとなげないってこの事?


さて、残り15時間を切ったHDDの整理をしないと、

ということで、撮りだめの消化に努めます!

まずは、登場人物すべてがオスカー受賞&ノミネート俳優というコチラ。

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                         CARNAGE   2011年仏/独/ポーランド  79分

あらすじ:ニューヨーク、ブルックリン。11歳の子ども同士が喧嘩し、片方が前歯を折るケガを負う。ケガを負わせてしまった側のカウアン夫妻がロングストリート夫妻の家に謝罪に訪れ、和解の話し合いが行われる。お互いに社交的に振る舞い、話し合いは冷静かつ友好的な形で淡々と進んでいくかに思われたが…。                                                   (allcinemaより)


原題が”虐殺”というこの話、元々は舞台劇。

登場人物はほとんど部屋から出ず、会話だけで話は進みます。

子ども同士の喧嘩を穏便に解決するべく親同士が和解の席を設けたはずが、

平和的だったはずの話し合いも、いつしか本音が飛び交う混沌と狂騒の場と化していく。


冒頭のシーンで子供がケンカをし、片方がもう片方の顔を某で殴り歯を折ってしまう。

歯を折られた子供の両親が、ジョディ・フォスタージョン・C・ライリー

棒で殴った子供の両親が、ケイト・ウィンスレットクリストフ・ヴァルツ

加害者の親の方が裕福そうではあるけれど、どちらもある程度の所得と教養がある家庭の様。



加害者の親が被害者宅を謝罪に訪れたところから始まるのではなく、

平和な話し合いで解決し帰ろうとするところから始まるのが面白い。

結局平和な話し合いなどでは解決しないので、帰りかけては何度も室内に逆戻り。

戻るごとに事態は悪化していき、子供の問題から夫婦の問題へと発展してしまう。

芸達者な4人の掛け合いは見事で、あきれるやら笑っちゃうやら(^_^;)

特にジョディ・フォスターのこんな役は初めてで、天晴れです!( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

揉めに揉めた親たちをよそに、

エンドロールであっさり仲直りしている子供たちの映像が流れるのがGOOD♪o(・∇・o)