『サブウェイ123 激突』 トニー・スコット監督とジェームズ・ガンドルフィーニのご冥福をお祈りします


見逃していたのでTV放映を見ましたが、
トニー・スコット監督もジェームズ・ガンドルフィーニも既に他界している事を考えると、
どうにも寂しいですね。

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                 THE TAKING OF PELHAM 1 2 3    2009年 105分

あらすじ:ニューヨーク、午後2時。地下鉄運行指令室で勤務中のガーバーは、緊急停車したペラム駅1時23分発の列車へ応答を促す。その列車は、19名が乗車した1両目だけを切り離して停車している状態だった。すると、無線で応答してきたライダーと名乗る男から、“この1時間で市長に身代金1000万ドルを用意させ、期限に遅れた場合は1分ごとに人質をひとりずつ殺していく”との要求を告げられる。さらに、ライダーは交渉相手に何故かガーバーを指名。ところが、警察が指令室にやって来ると、ガーバーはある理由で退席させられてしまう。しかし、ガーバーが席を離れたことを知ったライダーは激怒、運転士を射殺し、ガーバーを強制的に交渉役へ戻させる。こうしてガーバーは警察のサポートのもと、粘り強く交渉を続けながら人質解放と事件解決への糸口を探っていくのだが…。                    (allcinemaより)

ジョン・ゴーディのベストセラー小説「サブウェイ・パニック」の3度目の映画化。
ウォルター・マッソー主演の1974年の映画化1作目が名作と名高いですね。
(残念ながら未見^^;)

NYの地下鉄を乗っ取り、乗客を人質にしてNY市に身代金を要求するライダー(通称)達。
交渉の窓口となったのは、たまたまその日運行指令担当だった地下鉄職員ガーバー。
犯人は地下鉄の事をよく知っており、苦戦する警察。
時間稼ぎの為に市長は身代金を用意することに決めるが、
ライダーが1時間で金が届かなければ、乗客を殺すと宣言する。

ガーバーにはトニー・スコットのディーバ、デンゼル・ワシントン
そこらへんに居そうなおっちゃんに成りきってます(^_^;)
ライダーにジョン・トラボルタ、悪役が似合うんですよね(^_^;)
交渉担当のカモネッティ警部補にジョン・タトゥーロ、珍しく影が薄い(・_・;)
ジェームズ・ガンドルフィーニが市長役で良い味出しています。

吹替え放送が残念でしたけど、
スピード感あるサスペンスでラストまで突っ走ります。
緊張感もあり、結末が予想できない面白さもあるのですが、
人物についてはあまり描かれていないため、
ライダーがガーバーを交渉役に指名した理由や、
なぜ命を惜しまなかったのかなど、いろいろ疑問が残ります。
そこを名優起用で補っているのでしょうけど、物足りなさは感じますね。

1974年の『サブウェイ・パニック』と見比べたいですね(^^ゞ