『アメリカン・ハッスル』 演技合戦から目が離せない!


アカデミー賞11部門ノミネートの『アメリカン・ハッスル』を初日鑑賞いたしました~!
ジャパン・プレミアをやらなかった代わりに、初日のみ1000円!
って訳で、『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』は明日にしてコチラを先に観ました!

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                AMERICAN HUSTLE    2013年 138分

あらすじ:太鼓腹で一九分け頭のアーヴィンは、愛人にして相棒のセクシー美女シドニーと完全犯罪を続けてきた天才詐欺師。そんな2人はある時ついに捕まってしまう。ところがイカれたFBI捜査官リッチーは、もっとデカいヤマを狙ってアーヴィンに捜査協力を迫る。こうして危険な囮捜査をするハメになったアーヴィン。やがて彼らのまいたエサに期待以上の大物が引っかかってくる。そんな中、嫉妬に狂ったアーヴィンの妻ロザリンの予測不能の行動が作戦全体を混沌へと陥れてしまい…。          (allcinemaより)


1970年代後半のアメリカを揺るがした政治家などの収賄スキャンダル、
アブスキャム事件を題材にしたコン(詐欺)ムービー。

詐欺師のアーヴィンは美しく頭の良いシドニーに一目惚れ。
一緒にローン詐欺をすることを思いつき順調に稼いでいたところ、FBIのリッチーに捕まってしまう。
出世欲の強いリッチーはアーヴィン達を使い、政治家の汚職を暴こうとするが、
シドニーに惹かれていくリッチーにアーヴィンは気が気ではない。
情緒不安定なアーヴィンの妻ロザリンも作戦に口を出し、妻と愛人のバトルに発展。

コンムービーなので、最後までハラハラさせるサスペンス的な面白さももちろんあるのですが、
なんといってもキャストが凄いですよね。
主要メンバー全員オスカーノミネートか受賞の経験有り。
そのキャスト達の演技がやはり見どころですね~。
アカデミー賞には主演賞・助演賞・男優女優ともすべてにノミネート、

演技もだけれど、ビジュアルもかなりインパクト有り!
映画の紹介する時、主演俳優が20キロ太った映画と言うと、あ~あれ!とわかってもらえますよ(^_^;)
アーヴィン役クリスチャン・ベールは見事な太鼓腹をこれでもかと見せつけてくれます(^_^;)
アーヴィンの愛人シドニーエイミーアダムスは常に胸元がぱっくり開いた服を着ているし、
妻ロザリン役ジェニファー・ローレンスも肉感的
FBIリッチーのブラッドリー・クーパーはパンチパーマ、
カーマイン市長役ジェレミー・レナーはオールバックと、70年代ファッションと共に全員強烈なルックス。

前半はブラッドリー・クーパーエイミー・アダムスの演技に惹き込まれました。
世界に~』を見逃しているので、ブラッドリーってこんなに演技上手かったんだ~と驚き、
エイミーのフェロモンたっぷりから化粧っ気のない焦燥した表情までの幅に感心。
デ・ニーロアプローチのクリスチャン・ベールの影が薄いかな~と思っていたのですが、
個人的にはクライマックスだと思ったあるシーンから、
俄然ベールジェニファー・ローレンスがぐいぐいきました!
ベールって演技が自然過ぎて、彼より周りの方が引き立ってしまうといつも思っていましたが、
今回のベールは自然でありながらも迫力がありましたね。
ジェニファーはもう上手すぎて、笑わせてもらいました!
"Live and Let Die"を歌いながら掃除するシーンが最高♪( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
この濃いキャラクターの中でジェレミー・レナーも負けてなかったですね。
一番好感度はあったかも(^^ゞ

ストーリーの流れに合った70年代の音楽の選曲も絶妙。
↑で書いたクライマックスと思えたあるシーンは、
前情報がまったくなかったのでビックリでした!
なるべく情報を入れずに観ることをお薦めします!(特にキャストの)