『ウォルト・ディズニーの約束』最近では一番素直に感動出来たかも


ディズニーランド大好きな私ですが、この映画はどうしようか迷っていたのですが、
あまりにも評判が良いので、観てきました!
メリー・ポピンズ』を観て予習しておいて正解でした。

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            SAVING MR. BANKS  2013年 126分

あらすじ:
1961年、ロサンジェルス。ハリウッドを代表する大物映画プロデューサー、ウォルト・ディズニーには、娘との約束でもある20年来の悲願があった。それは、彼女の愛読書『メリー・ポピンズ』を映画化するというもの。しかしウォルトの再三の懇願にもかかわらず、いまだ原作者のP・L・トラヴァースから許可を得られずにいた。そんな中、ようやく映画化についての話し合いが実現することになり、トラヴァースがロンドンからやって来る。さっそく最大限のもてなしで彼女を迎えようとするウォルトだったが、お堅い英国淑女トラヴァースの心を掴むことに苦心する。おまけに、アニメもミュージカルも拒否された上、内容にもことごとく難癖をつけられるなど、頑なな彼女にすっかり手を焼き、一向に了解を取り付けられないウォルトだったが…。                       (allcinemaより)


1964年のディズニー映画『メリー・ポピンズ』の誕生秘話を事実に基づいて映画化。

メリー・ポピンズ』を映画にすると娘に約束したウォルトは、
20年間原作者パメラ・L・トラヴァースに交渉を続け、
遂に彼女をロサンゼルスに迎えることに成功する。
ウォルトのアイデアは実写とアニメを織り交ぜた明るいミュージカル作品だったが、頑固で偏屈な彼女はスタジオの案をすべて否定し、契約書へのサインを拒み続ける。
彼女の原作に秘められた想いとは。

ウォルト・ディズニー役にトム・ハンクス、トラヴァースにエマ・トンプソンという
オスカー俳優の顔合わせで実現。
トムはそれほどウォルトに似ているとは思わなかったのですが、
観ていて違和感はなく、ウォルトの雰囲気が出ていたと思います。
エマは始終眉間に皺を寄せ、気難しいトラヴァースに成りきってます。
この偏屈っぷりが呆れるくらいで、すべてにケチをつけていきます:(;゙゚'ω゚'):
トラヴァースが脚本の打ち合わせを録音することを要求するのですが、
エンディングでは当時の本当の録音音声が流れますよ。( ̄∇ ̄)ニヤッ

他のキャストも豪華で、
リムジンの運転手にポール・ジアマッティ、良い味出してます。
楽曲を作ったシャーマン兄弟にジェイソン・シュワルツマンB・J・ノヴァク
脚本のドン・ダグラディにブラッドリィー・ウィットフォードなど。
回想シーンに登場する子供時代のトラヴァースの子が可愛い。
父にコリン・ファレル、こういう役上手いですよね。
母にルース・ウィルソン、彼女好きなんですよ♪
監督は『しあわせの隠れ場所』のジョン・リー・ハンコック

原題は"Saving Mr.Banks"、バンクス氏は誰か?バンクス氏を救うとは?
メリーポピンズ』をご覧になっている方は、バンクス氏をご存知でしょうが、
メリーポピンズ制作秘話と共に、トラヴァースの過去が回想されます。
子供の頃の彼女の生活、家族、特に父親に対する想いが、
作品に反映されていることが分かってきます。
彼女がこの作品をなぜ大切にしているのかが分かると同時に、
ウォルトが20年もこの作品に執着しているのが、
娘との約束だけでないことも分かってきます。
運転手ラルフの話も含め、父と娘や息子との関係というのがテーマになっています。
親子話に弱い私の涙腺は、かなり序盤から緩みっぱなしで(´Д⊂ヽ
ラストの彼女の涙にこちらももらい泣き(´Д⊂ヽ
2重3重に意味のあるストーリー構成が上手いですね。
素直に感動する作品でした。

メリー・ポピンズ』記事の方にも書きましたが、50周年記念版のブルーレイには、
リチャード・シャーマンにインタヴューするジェイソン・シュワルツマンの映像や、この映画の劇中シーンなどが、特典映像に入ってます!
メリー・ポピンズ』のスタッフ&キャストによるリアルな制作秘話では、
実物のトラヴァースの堅物っぷりも語られています( ´,_ゝ`)プッ
ジュリー・アンドリュースディック・ヴァン・ダイクもインタヴューもありで、
合わせて観るのもお奨めです♪