『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』 このオチ嫌いじゃない


ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』を
松山で唯一のアート系映画館のシネマルナティックで観てきました。
ここに来たのは、まだ別の映画館だった頃以来久しぶりで、
どんな様子になっているのかと思っていましたが、
設備は古くなっているものの、シートに座布団が置いてあったり、
トイレは掃除も行き届いて気持ち良く使える工夫もしてあり、感じは良かったです。
売店はなく自販機1台だけなので、飲食物持込可♪
4枚綴り回数券を5000円で買って、今日は2本ハシゴで観ました!

まず1本目はビール持ち込みで観たコチラ。

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             THE WORLD'S END   2013年英 109分

あらすじ:イギリス郊外の町ニュートン・ヘイヴン。ここに、いまや冴えない中年オヤジに成り下がったゲイリーらかつての悪友5人組が集結する。目的はただ一つ。学生時代に果たせなかった“パブ・クロール(パブのハシゴ呑み)”を今度こそ完遂すること。こうして5人は、ゴールとなる“ワールズ・エンド”という店を目指し、一晩で12軒のパブを巡る過酷な挑戦を開始する。そんな中、町では思いもよらぬ事態が静かに進行していたのだが…。   (allcinemaより)


エドガー・ライト監督とサイモン・ペッグニック・フロストのゴールデン・トリオの『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!
に続くパブ3部作の完結編。

学生の頃は人気者だったゲイリーは、冴えない中年となった今の心残りは、
学生時代の悪友4人と一緒に挑戦した、一晩で12軒のパブのハシゴ呑み。
昔出来なかった夢の達成のため、故郷のニュートン・ヘイブンへ5人で戻ってくる。
パブを巡るうちに町の住人の様子がおかしいことに気づくのだったが、
ゲイリーはひたすら12軒のハシゴ酒の達成にこだわる。

字幕監修の町山智浩氏によると、
アーサー王伝説(12の戦い)を12軒のハシゴ酒で再現した話ってことで、
アーサー王ならぬゲイリー・キングにサイモン・ペッグ、もちろん主演と脚本。
ナイト(騎士)のアンディにニック・フロスト、毎回キャラが見事に違いますね。
プリンス(王子)なスティーブンに『ホット・ファズ』のパディ・コンシダイン
ペイジ(小姓)なピーターにエディ・マーサン、最近の英国映画には必ず居る気が。
チェンバレン(侍従)なオリヴァーにマーティン・フリーマン、今回は出番多し。
オリヴァーの妹サムにロザムンド・パイク
学生時代の恩師にピアース・ブロスナン、このシリーズに007が2人も( ̄∇ ̄)ニヤッ
ビル・ナイデヴィッド・ブラッドリーも当然出ています。
製作総指揮・脚本・監督にエドガー・ライト

社会からのはみ出し者ゲイリーは、自分が輝いていた頃を懐かしみ、
当時の悪ガキ達と昔の悪ふざけの続きをしようと計画。
すっかり社会に馴染んでいる悪友達も悪い気はしないのか、
誘われるままにゲイリーの計画に乗るが、やる気満々の彼とは温度差が:(;゙゚'ω゚'):
そんな微妙な空気の中、町の住民がおかしい事に気づくあたりからSFに。
相変わらず、いろんな映画のパロディやオマージュが盛り込まれ、
SFにアクションも加わったオチは、王の帰還
ではなく、やはり大人に成れない、大人に成りたくない男の生きる道でした。
こんな自分でも良いんだよっていうメッセージなのか、
ただ自由で楽しければ良いってことなのか、意図はよくわからないですけど、
こういうオチも嫌いじゃないです( ̄∇ ̄)ニヤッ


どんな映画をパロっているのか、町山智浩氏の解説↓が見られる公式はコチラ