『ビトレイヤー』『LOFT -完全なる嘘-』『のぼうの城』


台風の影響で雨の日が多いので、ぼちぼち録画消化はしています。

まずは評判の良かった『ビトレイヤー

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WELCOME TO THE PUNCH 2013年英/米 99分

あらすじ:逃走する大物犯罪者ジェイコブ・スターンウッドを一人で追い詰めたマックス・ルインスキー捜査官だったが、あと一歩のところで膝を撃たれて捕り逃してしまう。3年後、隠遁生活を送っていたスターンウッドが、息子のルアンが事件に巻き込まれたとの知らせを受け、潜伏先のアイスランドからロンドンへと舞い戻ってくる。3年前の事件がトラウマとなっているマックスは、この千載一遇のチャンスを逃すものかとスターンウッドを待ち構えていた。ところがそんな2人を、政府をも巻き込んだ巨大な陰謀の渦が呑み込んでいく…。(allcinemaより)


リドリー・スコット
製作、エラン・クリーヴィー監督作品。
笑顔を封印したジェームズ・マカヴォイ捜査官が、撃たれて捕まえ損ねた大物犯罪者マーク・ストロングを追いかける最中、組織的な陰謀に巻き込まれる。相棒のアンドレア・ライズブローを殺され追いつめられ、不本意ながら敵と手を組み真相を解明するお話。

ストーリーはそれほど目新しさを感じないんだけど、冒頭の映像がスタイリッシュでテンポが良いので、すんなり引き込まれます。アクションもそこそこ楽しめるけど、なんといってもこの映画はマーク・ストロング(通称つよし)が渋くてカッコいいのを愛でる映画ですね。残念な役も多いつよしさんですが、この映画ではマカヴォイを完全に喰ってました!



LOFT -完全なる嘘-

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LOFT  2010年オランダ 111分

あらすじ:5人が所有する高級マンションのロフトルームで惨殺された女性。ナイフ、手錠、血で書かれたラテン語のメッセージ。互いの秘密が暴かれていく中で次第に明らかになる事実・・・。高級マンションの最上階にあるロフトルームを5人の男たちが共有していた。彼らは妻や恋人に内緒でこの部屋を秘密の情事部屋として遊び戯れていたが、ある日の朝、部屋に入るとベッドに手錠をかけられて血まみれで死んでいる女を発見する。慌てて集まった5人の男たちは死体を前にお互いのアリバイを探りながら犯人探しを始める。血のついたナイフと壁に書かれた血文字、切られた警報機。誰が何のために?(Amazonより)



この映画も評判が良くて、見ても面白かったんですけど、2008年作ベルギー映画のリメイクなんですね。ハリウッドでリメイクされることも決まっていて、カール・アーバンジェームズ・マースデンウェントワース・ミラーなどの名前が挙がっているそう。

お互い友人である5人の男がロフトの部屋を共有していて、それは5人だけが鍵を持つ秘密の部屋で、妻に内緒で浮気をするために使っていた。ある日そこで若い女性の死体が見つかり、5人は全員身に覚えがない。秘密の部屋の存在を知られたくない5人は、なんとか誤摩かそうと画策するが・・・・・。

事件の真相をさぐる過程で、ロフトを持つ様になった経緯や、それぞれの生活、動機、使う目的、人間関係など徐々にわかってくるストーリーで、仲が良いはずの5人の真実など、サスペンスとしても人間ドラマとしても面白いです。犯人も動機も意外。
オリジナルとは少し違っている様なので、見比べるのも良いかも。ハリウッド・リメイクも楽しみ。




のぼうの城

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のぼうの城 2011年日本 145分

あらすじ:天下統一を目前にした豊臣秀吉は、最後の敵となった北条勢への総攻撃に乗り出す。包囲された小田原城を残し、支城が次々と陥落していく中、周囲を湖に囲まれ“浮き城”の異名を持つ“忍城”にも危機が迫る。ところが、小田原城の援軍に向かった城主・成田氏長に代わって城を任された従弟の長親は、のんびり屋で何を考えているか分からず、武将としての器も到底あるようには見えなかった。しかしなぜか領民からは慕われ、“でくのぼう”が由来の“のぼう様”という嘲笑と親しみが入り交じるアダ名で呼ばれていた。そんな長親に対し、秀吉の命を受けた石田三成が総勢2万の大軍を率いて開城を迫ってきた。忍城に残る500の軍勢では太刀打ちできるわけもなく、長親に秘かな想いを寄せる城主の娘・甲斐姫や、長親の幼なじみで歴戦の猛者・丹波はじめ、誰もが開城を受け入れるものと思っていたが…。(allcinemaより)



ベストセラーになった和田竜の原作が面白かったので見ようと思いながら見逃していた作品。NHKBSプレミアムで放送してくれたのでやっと見ました。

戦国時代、500の兵で石田三成の2万の大軍に一泡吹かせた忍城の”(でく)のぼう”と呼ばれる城代成田長親と重臣、領民達の戦いのお話。

成田長親は野村萬斎、共演に榮倉奈々成宮寛貴山口智充上地雄輔山田孝之市村正親佐藤浩市など。
犬童一心樋口真嗣の共同監督作品。

元々のストーリーの面白さに、戦闘シーンのVFXの迫力を加えて、原作のイメージを壊さないキャストで作られていて、なかなか良かったです。
実話ベースの話なのでエンディングで史跡後などが映るのも感慨深かったですね。