『スノーピアサー』 ベッソン作に求めたかったのはコレ！
あらすじ：2014年、人類は急速に進行する温暖化を食い止めるため、人工冷却物質の散布を実施。しかしそれは予想外の結果を招き、地球は氷河期に突入してしまう。やがて人類を含めほとんどの生物は死に絶え、17年後の2031年、“スノーピアサー”と呼ばれる列車の中で生活する乗客たちだけが人類のすべてとなっていた。その列車は永久機関のエンジンを積み、１度も止まることなく１年をかけて地球を１周する“走る箱舟”。その前方車両では富裕層が優雅に暮らす一方、後方車両に押し込められた貧困層は劣悪な環境で虐げられ、忍従の日々を送っていた。そんな中、最後尾に乗るカーティスが革命に立ち上がり、反乱軍を率いて前方車両へと侵攻していくが…。（allcinemaより）
フランスのグラフィックノベルの映画化。
最近こういう多国籍な映画増えてきましたね。
温暖化を止めるために、人工冷却物質の散布する事を決めた地球。その結果、氷河期が訪れ人類は絶滅。生き残ったのは、”スノーピアサー”と呼ばれる列車に乗った者だけ。永久エンジンを積んだ列車は17年間走り続けていた。列車の中は先頭車両から順に階級分けされ、最後尾に乗る者達は反乱を企てていた。
最後尾視点で話は進み、反乱で前方車両に進むにつれ、前方車両に誰が乗っているのか、列車はどういう仕組みなのか分かってくる仕掛け。最大の謎がクライマックスまで明かされないので、終始ハラハラドキドキが続きます。
キャストはまず反乱を先導するカーティスにクリス・エヴァンス、副官にジェイミー・ベル。最後尾の長老的なギリアムにジョン・ハート。似てるけどまさか違うよねと思っていたメイソンにティルダ・スウィントン、この方の役選びも個性的(； ･`д･´)
『グエムル 漢江の怪物』で親子を演じたソン・ガンホとコ・アソンは再び親子役。
他にオクタヴィア・スペンサー、アリソン・ピル、エド・ハリスなど。
監督は『殺人の追憶』のポン・ジュノ。
人類を救う”箱舟”が走り続ける列車という設定がまず面白いですね。なぜ列車にしたのかというと列車が好きだからというシンプルな理由（￣∀￣*）ｲﾋｯ 突っ込みどころは有り過ぎるくらい有るのですけど、サスペンス風味のストーリーが面白いのでそれほどは気になりません。と言っても、説明されずに終わっちゃうターミネーターの件とか、まあ気になる部分もあるのですけど、反乱はどうなるのか？ウィルフォードは誰なのか？連れて行かれた子供は？などの謎のおかげで最後まで一気に見てしまいます。クリス・エヴァンスのこういう役も新鮮だし、予想外にキャストが豪華なところも見どころ。個人的にはソン・ガンホの活躍が嬉しい♪ リュック・ベッソンに求めていたのはこういう映画なんだよね～！という感じでした。
