三谷幸喜版「オリエント急行殺人事件」
舞台は昭和初期、列車内で起こった殺人事件を、たまたま現場に居合わせた名探偵、エルキュール・ポアロならぬ勝呂武尊が謎を解きます。
1夜目は映画やドラマになっている通常の「オリエント急行殺人事件」の結末前まで、
2夜目は実行に至るまでの犯人側からの物語から結末となっています。
良く出来ているミステリーなので、犯人を知っていてもキャストなど楽しめますね。
「オリエント急行殺人事件」は74年のシドニー・ルメット版映画が有名なので、その時のキャストと今回の役柄を比較すると感じがわかるかしら?
ポワロのアルバート・フィニー=野村萬斎、リチャード・ウィドマーク=佐藤浩市、ヴァネッサ・レッドグレイヴ=松嶋菜々子、ジャクリーン・ビセット=杏、ショーン・コネリー=沢村一樹、ローレン・バコール=富司純子、アンソニー・パーキンス=二宮和也、イングリッド・バークマン=八木亜希子、ジャン・ピエール・カッセル=西田敏行など、他に杏の夫の伯爵に玉木宏、 池松壮亮、青木さやか、藤本隆宏、高橋克美、笹野高史、小林隆、石丸幹二、吉瀬美智子、黒木華など。
1夜目は日本に置き換えているだけで、ほとんど原作に忠実な印象。キャストも揃っているし、寝台列車の雰囲気も良かったですね。杏だけが元気過ぎて違和感有りましたけど(; ・`д・´)
個人的には2夜目は要らなかったな~( ̄∀ ̄*)イヒッ
放送当時Twitterに流れてくるつぶやきを見てると、
意外に犯人知らない人が多くて( ̄▼ ̄;アハッ・・・・
野村萬斎のかなり作り込んでいるキャラが賛否両論で面白かったですね。
リメイクによって、傑作ミステリーを知らない人が知る機会になるのは良いですね。
ラストがあっさりしているところは、デヴィッド・スーシェがポワロを演じるTVシリーズ「名探偵ポワロ オリエント急行の殺人」とは違っていて、まあそれぞれですね。
デヴィッド・スーシェ版も良かったですよ!