『ドリームガールズ』『シカゴ』
あらすじ：1962年、アメリカの自動車産業の中心地、デトロイト。エフィー、ローレル、ディーナの３人は音楽での成功を夢見て“ドリーメッツ”というグループを結成し、新人オーディションへの挑戦を繰り返していた。中古車販売会社のカーティスはそんな彼女たちに大きな可能性を見出し、マネジメントを買って出る。そして、地元で抜群の人気を誇るジェームズ・アーリーのバック・コーラスに抜擢されると、彼らのパワフルなステージはデトロイトのみならず全米中の注目を集め、一躍スター街道を歩み始めるのだったが…。（allcinemaより）
2006年度アカデミー賞７部門ノミネート、ジェニファー・ハドソンが助演女優賞を獲得した作品。
モータウン・レコードの創始者ベリー・ゴーディ・Jrと伝説的な黒人女性グループ、シュープリームスのメンバー、ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン、フローレンス・バラードらがモデルになっています。メアリーの自伝“Dreamgirl: My Life As a Supreme”がベストセラーになり「ドリームガールズ」としてブロードウェイミュージカルとなり本作となりました。もちろん実話と違う脚色もしているようです。
良い歌を作っても勝手に白人にカバーされ、自分たちの歌をラジオに流してももらえない。そんな白人社会に挑戦するためにレコード会社を立ち上げたカーティス。才能が有る仲間たちを売り出すのが目的であったはずが、いつしか売り上げのことだけを考える様になり、家族であったはずの仲間たちは彼の元を去って行く。
レインボー・レコードを立ち上げるカーティス・テイラー・Jrにジェイミー・フォックス、ダイアナ・ロスがモデルのディーナ・ジョーンズにビヨンセ、フローレンス・バラードがモデルのエフィ・ホワイトにジェニファー・ハドソン。
エディ・マーフィとダニー・グローバーは、この２人が並んだ構図っていうのがなんだかとっても新鮮でした。同時期のアクション大作『ビバリーヒルズ・コップ』『リーサル・ウェポン』に出ていた２人ですもんね。（￣∀￣*）ｲﾋｯ
監督はビル・コンドン。
サクセスストーリーの前半と気持ちがバラバラになっていく後半。家族が分散してしまったかの様に見えて、結局取り残されたのはカーティスだけでした。４人のドリームガールズで歌うラストに胸が熱くなります。エフィとカーティスとディーナ３人それぞれの視点で話が進むので、焦点が分散してしまったのと、それぞれの想いが描ききれていないところもありますね。オスカー受賞したジェニファー・ハドソンも、助演男優賞ノミネートのエディ・マーフィもこんなに歌えるんだ～と改めてビックリ！でも一つ一つのポーズがキマるビヨンセのカリスマ性はやはり凄いですね。
『シカゴ』
CHICAGO 2002年 113分
あらすじ：1920年代のシカゴ。そこは、犯罪さえもエンターテインメントにしまうショービジネスの街。スターを夢見るロキシーは、キャバレーの専属歌手ヴェルマのステージを羨望の眼差しで見ていた。そんなロキシーはある日、ショーに売り込むとの約束を守らなかった愛人と諍いを起こし、ついに彼を撃ち殺してしまう。そして逮捕され留置所に送られたロキシーは、驚くことにあのヴェルマと出会った。彼女は不倫した夫と妹を殺した罪に問われていた。しかし、マスコミ操作に長けた辣腕弁護士ビリーのおかげで、巷では一躍スター扱い。ロキシーも同じ手段でヴェルマ以上の注目を浴びようとビリーを雇うのだが…。（allcinemaより）
ボブ・フォッシーのトニー賞受賞作の映画化。ブロードウェイではロングランで上映されていて、2012年には米倉涼子の主演デヴューで有名になりましたよね。
アカデミー賞では12部門ノミネート、作品賞、助演女優賞を含む6部門受賞。
殺人罪で刑務所に入っているロキシーとヴェルマは、無実の罪で釈放されると同時に話題性でスターになることを目論み、敏腕弁護士のビリーを雇うのだが、互いに相手を出し抜こうと画策する。
ロキシーにレネー・ゼルウィガー、ヴェルマにキャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、歌と踊りはゼタ姐さん迫力ですね～。助演女優賞受賞です。
ビリーにリチャード・ギア。ジョン・C・ライリーがなんとも可哀想なロキシーの善良な夫。ドミニク・ウェストは勿体ない使われ方。
他にクィーン・ラティファ、コルム・フィオール、ルーシー・リューなど。
監督はロブ・マーシャル。脚本がビル・コンドン。
こちらも一応サクセスストーリー。軽くて派手ですけどね。(￣▼￣；ｱﾊｯ・・・・
ストーリーよりも歌とダンスで見せるミュージカルですね。
個人的には『ドリームガールズ』の方が好き。
ジャズよりR＆Bの方が好きってこともあるしね(*´∀｀)
