『マラヴィータ』『キリングゲーム』


この週末は観たい新作映画がないので、せっせと録画消化します。
まずは、ロバート・デ・ニーロ出演作2作。ちなみにどちらもPG12。

マラヴィータ

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THE FAMILY/MALAVITA  2013年米/仏 111分

あらすじ:フランス・ノルマンディ地方の田舎町に引っ越してきたブレイク一家。一見ごく普通のアメリカ人家族と思いきや、主のフレッドはなんと元マフィアのボス。敵対するファミリーのボスを売ってFBIの保護証人プログラムを適用され、家族とともに世界各地を転々とする日々を送っていた。監視役のFBI捜査官スタンスフィールドから地元コミュニティに溶け込めと忠告されるも、ついつい悪目立ちしてしまうフレッド。おまけに妻と2人の子どもたちもかなりのトラブルメイカー。そんな彼らの潜伏場所が仇敵にバレるのは時間の問題。ほどなく一家のもとには、フレッドの首を狙う完全武装の殺し屋軍団が送り込まれてくるのだったが…。(allcinemaより)


前記事で思いっきりリュック・ベッソンにダメ出ししましたが、すいません!訂正します。この映画は面白かったです( ̄∀ ̄*)イヒッ
製作総指揮がマーティン・スコセッシロバート・デ・ニーロ主演のマフィア映画で、面白くないはずもないですよね。

FBIの証人保護プログラムによってフランスに移住した元マフィアの男とその家族、というワケあり一家が巻き起こす大騒動を描くクライム・コメディ。
邦題の”マラヴィータ”って何かと思えば犬の名前なんですね。イタリア語で”暴力行為”という意味らしい。確かに暴力行為満載です( ̄∇ ̄)ニヤッ

元マフィアな父親のロバート・デ・ニーロは久しぶりにカッコ良かった♪最近くたびれたおじさん役が多い気がしていたので、時々はカッコいい役もして欲しいですね。
奥さん役のミシェル・ファイファーも久しぶりにしっかりした役を見た感じ。良いです♪娘のベルにTVシリーズglee/グリー」のディアナ・アグロン、息子のウォーレンにジョン・ディレオ、FBIのスタンにトミー・リー・ジョーンズ、相変わらずニコリともしないところが最高!

父親だけでなく家族全員の過激っぷりが面白い、振り切れてます。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
無茶苦茶だけど、なんだか憎めない一家。まあ実際にこんな一家が隣に越してきたら災害でしかないですけどね。映画のところまで見て、『グッドフェローズ』おさらいした方が良いと聞いていたのを思い出しましたが後の祭り(>_<)これから見る方は先に『グッドフェローズ』を見てくださいね。






キリングゲーム

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KILLING SEASON 2013年 85分

あらすじ:かつて、アメリカとNATOによるボスニア紛争への軍事介入に参加した元米軍兵士のベンジャミン・フォード。今はアパラチア山脈の奥地で家族とも疎遠のまま、孤独な隠遁生活を送っていた。ある日、脚の痛みを抑える鎮痛剤が切れたため町へと向かうが、途中で車が故障してしまう。幸運にも、偶然出会った東欧訛りの男性エミール・コヴァチが修理してくれたおかげで窮地を脱するフォード。やがて互いにボスニアの戦場にいたと知り、意気投合する2人。そして翌朝、2人は鹿狩りを楽しむことに。しかし、フォードはまだ知らない。コヴァチの真の獲物を。それは18年前の戦場の敵、フォード自身だったのだ。(allcinemaより)



原題の”KILLING SEASON"とは”狩りの解禁シーズン”。ボスニア紛争で戦った退役アメリカ軍人が元セルビア兵士に狙われ、死闘が始まる。

アメリカ軍人フォードのロバート・デ・ニーロと元セルビア兵コヴァチのジョン・トラボルタ以外はフォードの息子夫婦がチラッと出るだけで、ほぼ2人の一騎打ち。フォードの息子の顔に見覚えが有ると思ったら「HEROES/ヒーローズ」シリーズのマイロ・ヴィンティミリアでした。

設定が分かりにくいですね。ボスニア紛争自体がよくわかっていないので、コヴァチが18年もフォードを探し続けるほどの執念がピンと来ない。2人とも戦場でのトラウマを抱えているのはなんとなく分かるんですけど、ならまたなぜ戦う?と思っちゃいますね。あと、戦い方がとにかく見ていて痛そうで(>_<)直視するのが辛い映像多々あり。一騎打ちが見せ場なんでしょうが、もう少し設定に説得力があれば感情に迫れそうなんだけど、ちょっと惜しい感じになっちゃいました。
ディア・ハンター』を思い出させる様なシーンは狙ってますね。トラボルタの東欧訛りが聞いててイラッとさせられるのも狙いなんでしょうかね~( ̄∀ ̄*)イヒッ