『ハミングバード』『青い塩』
あらすじ：アフガニスタンの戦場で５人の仲間を殺され、報復のために敵を５人殺した特殊部隊兵士ジョゼフ・スミス。その犯行は無人偵察機“ハミングバード”に監視されていた。彼は逃亡を図り、ロンドンの下町で惨めなホームレス生活を余儀なくされる。そんな中、彼が唯一心を通わせた少女がギャングにさらわれてしまう。その後、図らずも他人になりすますことに成功した彼は、裏社会でのし上がっていくとともに、懸命に少女の行方を捜し続けるのだったが…。（allcinemaより）
『イースタン・プロミス』の脚本家スティーヴン・ナイトの監督デビュー作。脚本も兼ねています。ジェイソン・ステイサムが生きる意味を探すアフガン帰還兵をアクション少なめで演じています。
ステイサムはこういう寡黙な役似合いますね。ロンドンの裏社会の暗部もいろいろ出てきて、『イースタン・プロミス』の脚本家というのも納得。今はロシアよりアジア系マフィアなのかしら。
クライム・アクションながらアクションがメインではなく、思い過去を引きずっている人間のドラマ。こういう生き方しか出来なかった２人が出会い、お互いに恋心を抱きつつ外へ一歩踏み出して行く。白黒付けないラストも良いです。
『青い塩』
BLUE SALT 2011年韓国 122分
あらすじ：ソウルの伝説的な闇組織のボスだったドゥホンは、ヤクザの世界から足を洗い、母の故郷プサンで穏やかな生活を送っていた。そんな彼は、通い始めた料理教室で一見ごく普通の少女セビンと出会う。しかし彼女の正体は、ある理由から今は裏社会で働くライフル競技の元射撃選手。組織に雇われドゥホンの動向を探っていたのだった。しかし、次第にドゥホンの人柄に心惹かれてしまうセビン。そんな中、ついにドゥホン暗殺の指令を受けてしまうセビンだったが…。（allcinemaより）
映画館で何度か予告を見て気になっていた作品。ソン・ガンホですし♪
と言いつつ、映画館では観なかったのですが（￣∀￣*）ｲﾋｯ
中年の元ヤクザと彼を狙う20才の女スナイパー。相手を殺さなければ自分が殺される関係なのに、互いに魅かれていく。何度か援交ですか？ってセリフがありましたが、恋愛というよりは保護者って感じでしたね。
ソン・ガンホは良いです（←贔屓目）セビン役にシン・セギョン、北川景子似の美人ですね。知らない俳優さんばかりだけど、弟分のチョン・ジョンミョンと、殺し屋K役のキム・ミンジュンも良かったです。
監督は『イルマーレ』のイ・ヒョンスン。
タイトルどおり塩に拘っているんだけど、拘りすぎて雑然とした印象も。
細かい拘りが有る反面、ヤクザの抗争、ヒットマンの組織、セビンがスナイパーになった経緯などは説明不足。もう少しストーリーを整然とさせて、スッキリさせた方が良かったですね。
映像は綺麗でスタイリッシュなシーンも有り、特に塩田のシーンは良いですね。
最後はちょっと甘過ぎる気もしますが、まあ良いかな。
