『セントラル・ステーション』『サンバ』


ちょっと明るいのを見ようと思っていたはずなのに・・・・・( ̄∀ ̄*)イヒッ


セントラル・ステーション

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CENTRAL DO BRASIL/CENTRAL STATION  1998年ブラジル 111分

あらすじ:
リオ・デ・ジャネイロの中央駅。代書業を営むドーラのもとに、息子を連れた女性が夫への手紙の代筆を依頼にきた。ところが手紙を書き終えた後、その女性は事故で死んでしまう。ドーラは一人残された男の子ジョズエをみかねて家に招き入れる。子供の面倒など見る気のないドーラだったが、仕方なくジョズエを父親のもとへ行かせようと、一緒にバスで旅に出るのだった。(allcinemaより)



ベルリン国際映画祭金熊賞・女優賞、ゴールデングローブ外国語映画賞など受賞。
ひねくれ者で怒ってばかりの老女と母に先立たれた少年が父親探しの旅に出るロード・ムービー。
監督はヴァルテル・サレス

良い話だと思っていたら、中盤まではかなりひどい話で。(・・A;)あせあせ
代筆屋のドーラは代筆した手紙を投函しないばかりか、金銭は懐に入れる。代筆し終わった直後に交通事故で亡くなった母親の9歳の息子ジョズエを1度は突き放すものの放っておけず、引き取るのかと思えば売り飛ばしてしまう。
しかし、里親探しだと思っていたのが臓器売買だと聞き、ジョズエを取り戻しに行き、罪滅ぼしのためか手紙の宛先である父親を探す旅に一緒に出かける。
道中いろいろあるものの、最後はジョズエのことを考えた結論を出すところが、前半とのギャップで心温まります。
約20年前にはなるけれど、ブラジルの旅も新鮮で、ロードムービーはやはり良いですね。





サンバ

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SAMBA 2014年仏 119分

あらすじ:
セネガルからフランスに出稼ぎに来て10年になる陽気で真面目な青年サンバ。ビザの更新をうっかり忘れてしまったばかりに、いきなり国外退去を命じられてしまう。窮地に陥ったサンバを救おうと、移民支援協会のアリスが尽力する。ところが、彼女は燃え尽き症候群に陥り大企業を休職中の身で、心に大きな傷を抱えていた。そんな中、正規の仕事に就けず、危険な日雇い仕事で食いつないでいくサンバは、同じ移民仲間のブラジル人ウィルソンと友情を育んでいく。やがて、どんな苦境にあっても笑顔を忘れないサンバの明るさが、情緒不安定だったアリスの心も少しずつ癒していくが…。(allcinemaより)



最強のふたり』のオリヴィエ・ナカシュエリック・トレダノ監督が、オマール・シーと再タッグということで見たのですが、なかなか厳しい内容でした。

今の難しい移民問題を取り上げていて、かなりシリアス。共演のシャルロット・ゲンズブールが情緒不安定な役をコミカルに演じてはいるものの、あまり笑えないですね。移民を支援するNPOがあったりすることは勉強になりました。
どうしても最近のテロのことが頭に浮かんでしまいます。移民の方たちはますます困難な状況だろうと考えずには入られませんね。
オマール・シーは笑顔が素敵なので、もっと笑ってくれる役が良いな~。(^_^;)