『ウォールフラワー』『あの頃ペニー・レインと 特別編集版』


桐島、部活やめるってよ』は評判ほどピンとこなかったのですが、
こちらは良かったです。

ウォールフラワー

イメージ 1
THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER  2012年 103分

あらすじ:
内気な少年チャーリーは、高校デビューにみごとに失敗し、友だちの出来ないまま、息をひそめるように灰色の学園生活を送るハメに。当然のようにパーティ会場でもたった一人で壁際に佇み“壁の花”状態だった。そんなある日、彼は勇気を振り絞り、フットボールの観客席で隣に座る陽気な上級生パトリックに声を掛けてみる。すると意外にもパトリックは気さくに接してくれ、奔放な恋愛を重ねる義理の妹サムも紹介する。こうして彼らの仲間に迎えられたチャーリーは、それまでとは見違えるように充実した高校生活を送るようになるのだったが…。(allcinemaより)


スティーヴン・チョボスキーが自身の書いた小説を脚本化し、監督も務めました。

glee/グリー」は見ていましたが、高校デヴューってこんなに大変なことなんだと改めて驚きました。チャーリーは内気なだけではなく、家族も心配している何かを抱えています。そのチャーリーの良さを見抜いて友達になるパトリックとサムもやはり抱えているものがあり、青春なんてすっかり忘れてしまった私にもキュンキュンくる映画でした。
主演3人はそれぞれ今までとは雰囲気の違う役どころで、チャーリー役のローガン・ラーマンもサム役のエマ・ワトソンも良いのですが、エズラ・ミラーが良かったですね。これまで『少年は残酷な弓を射る』しか見ていなかったから特にかな。
ポール・ラッドの教師も良かったし、個人的にはディラン・マクダーモットがチャーリーの父親役で出ていたのが嬉しかったですね。ジョーン・キューザックにはまったく気づかず、後で知ってビックリでした(^_^;)





あの頃ペニー・レインと 特別編集版

イメージ 2
ALMOST FAMOUS  2000年 161分

あらすじ:
厳格な母に育てられ、セックスもドラッグも知らない優等生。
そんなウィリアムが地元誌に書いた原稿がローリングストーン誌の目に留まり、フツーの15歳の生活から一転、ロックの世界に没頭してゆく。ブレイク寸前のバンドに同行取材することになったウィリアムは、グルーピーのリーダー、ペニー・レインと出会う。それは切ない恋の始まりだった・・・。(Amazonより)



この映画、もっと前な気分でしたけど、2000年公開だったんですね。
監督のキャメロン・クロウアカデミー賞脚本賞受賞、主人公の母親を演じたフランシス・マクドーマンドケイト・ハドソンが共に助演女優賞ノミネート。

録画消化で見たのですが、特別編集版だと知らなくて。161分長かったです(>_<)
123分の通常版で良かったのに~(;-_-) =3 フゥ

ロック・ジャーナリストだったキャメロン・クロウの体験を基にして作られた作品。
大学教授で厳しい母親に育てられたウィリアムは小学校をスキップした15歳の高校生。姉の影響でロックを好きになった彼は、文才を活かしてロック・ジャーナリストを目指します。バンドの取材へ向かった先で、ペニー・レインと出会い一目惚れ。母が心配する中、彼女と一緒にバンドのツアーへ同行し、体験する様々なことが描かれます。

ケイト・ハドソンが映画の魅力の半分くらいを持っていってる気がします。
今では母親役もする彼女ですが、この映画の時は天使かと思うくらい。
フィリップ・シーモア・ホフマンも若い!他にパトリック・フュジットビリー・クラダップゾーイ・デシャネルアンナ・パキンノア・テイラーなど。

ウィリアムの成長物語がベースでありながら、ペニー・レインの恋、バンド内のいざこざなど、いろいろ詰め込まれています。特別編集版は長いのに逆に終盤が分かりにくかったかな。こちらも悩める青春話だけど、少年の成長の方がメインでした。